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2011年 10月 14日
鎌倉SUGATA 再訪 ~ 6つの来し方行く末

ちょっと動くと汗ばむほどの10月とは思えない陽気で朝から半袖ポロシャツです。
鎌倉由比ヶ浜の海も、波頭が陽光にキラキラと輝いて夏の海かと見まがうばかり。


鎌倉SUGATA再訪とはまたえらそうな書き出しだけれども、先週7日の建具取り付けのときに、二つあるトイレのうちのひとつの扉のレバーハンドルを、うっかり鍵なしの空錠で用意してしまったため、申し訳なかったのだけど一週間は「コンコン、はいってますか?」「コンコン、はいってます」でがまんしてもらい、今日やっとトイレ用の「表示錠」というヤツを取り付けに来たのです。


これは、10/2「ガラス落とし込みの建具」で掲載したベイマツの玄関ドア。保護塗料として、キシラデのクリア「かがやき」を塗ってます。


こちらも。 ガラス枠は、9/19「ベイマツを削る」に載せたヤツです。


表示錠と言っても、この、ハンドルの上についてる、ただこれだけのことなんですけど…


大手から見るとこうなってます。で、なんとなくお分かりだと思いますが、中をきちんと、正確に、くり抜かないといけないわけです。現場で、目立つ粗相をせずに、まちがえずにこれをやるのは本当に大変です。僕はやはり専門は家具のほうなので、そうとう集中してやります。断言しますが、これは素人には無理です。もしそういうときがあれば、なまじ自分でやろうなんて考えないで、プロにたのむべき。建具の吊り師さんてほんとうにえらいと思います。


最後の難関はこれ。 枠側の「ストライク」というやつ。鍵がカチャッとおさまる穴ですね。
すぐ横に戸当たりがすでについているのでトリマーは使えず、プレート用の浅彫りは、鑿(ノミ)による手作業。穴はドリルで少しずつ崩していって空けます。


こうなるわけですけど、おさまってみれば、なんてことはないわけです。


きょうのたたかいの痕跡です。


ヨガをやる部屋です。正面ミラー張りの右側のほうは僕らがつくってきた建具にミラー張りしてあります。



こんなかんじです。


閑話休題

きのうYouTubeで見つけたのがこれです。
森山良子が鈴木慶一と一緒につくったということで聞きたかったのです。

森山さんがムーンライダーズのTokyo7というアルバムを聞いて、その終曲の「6つの来し方行く末」を聞いていて涙があふれてきて、何度も何度もくりかえしきいて、この曲を自分も歌いたいと思ったという、その曲です。

鈴木慶一60歳。森山良子63歳。やっぱりこんな曲は、若造には逆立ちしたってできっこないでしょう。ミディアムテンポの、Fかなんかのメジャーの循環コードで、単純なメロディーなんだけど、だからこそじわじわくるんでしょうね。きのうから何度聞いたでしょうか。自分は感傷的な人間ですから、もういけません。聞くたびに泣きそうになります。

詩の世界は、全体にストーリーがあるわけでなく、とくに整合性もありません。本家のムーンライダーズは、メンバー6人がそれぞれうたったらしいので、おそらく6人の、人生に対する感慨が、ほとんど2行ごとのつぶやきのコラージュとなってつながってゆくだけなんだけど、詩ってほんらいこういうものなのかもしれない。なんの説明もしないし、押しつけもない。

わからないひとにはわからないだろう。そこに憤るようなひとにはおそらく死ぬまでわかるまい。哀しいけれどそうなのだ。だけどこころを開いたら、すこしはわかるかもしれない。

ついつい書いてしまったけれど、わすれてください。
すべてをわすれて、まっしろになって、どうぞきいてください。





by kobo-tan | 2011-10-14 17:11 | 製作例 | Comments(0)
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