2012年 09月 26日
これはいったいなにかというと・・・・・ ズームダウンするとこうなっていて・・・・ 建具や、家具のなかに仕込む、ハニカムコア、というやつです。 ま、基本からお話しすると、家具というのは、工房系のほとんど無垢材でこさえる家具や、無垢の框でつくる建具なんかをのぞいて、 フラッシュ構造といって、芯材で枠をつくり、合板を貼りつけてパネルにする中空芯構造でできています。 家具をノックすると、コンコンと乾いた音がするのは芯があるとこで、芯がないとこは、ポンポン、とかべコベコとか、間抜けな音がするあれです。 以前、アメリカとスイスで家具の仕事をしたことがある日系ブラジル人の家具職人の友達に聞いたことがあるんですが、 家具パネルのなかを中空にするのは日本だけなんですって。アメリカでもヨーロッパでも、無垢だけじゃなく、突き板やメラミンで仕上げる時も、 ベタ芯といって、パネルのなかを合板やなんかで敷き詰めるんですって。 それじゃあ、重くなってたいへんなんじゃないの?って言ったら、家具は重いもんだってみんな思ってるから問題ない、んだって。 だから、中空芯構造のつくり方が発達したのはこの日本なので、しかもこのハニカムコア、というやつはなかなかのすぐれもので、 ま、はじめから厚みが決まってこのかたちになってるものやいろいろ種類はあるんだけど、ともかくボール紙でできてて、ベタ芯と同程度の強度を もち、(たぶん象が乗ってもつぶれない!) 軽いので、棚なんかに使った場合、自重で垂れてくるということもありません。 これはなかなかに、すごい発明です。 僕の使ってるタイプは芯と同じ厚みに割いたものを・・・ こうやって広げていって枠の中いっぱいに広げるわけです。 それに、こうやって、酢ビ系ボンドをたっぷり塗って、両面に表面材の合板を貼りつけて・・・・ プレスしてできるというわけです。
by kobo-tan
| 2012-09-26 14:42
| minimal thing
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