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つくりものがたり

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2012年 10月 04日

二人のかんなぎ

このひとは絶対に、音楽の神さまに呼ばれたに違いないと思える人がいる。
このひとが音楽をやるというよりも、音楽のほうでこのひとを必要としてる、みたいな。
このふたりはそういうひと。

ひとりめは小林愛美さん。
彼女は現在17歳だけど、この演奏の時は中学2年生。





いやはや。
たまげた。

もうひとりは上原ひろみさん。
このひとはデビュー作しか知らなかったけど、どんどんすごくなってきてた。





6分から6分30秒あたりのすごいこと。
音楽が流れ出る、音楽が溢れだす。

彼女がどうして泣いているのか、知る由もないんだけど。


ほかの曲も聴きながら、
こんな短期間にこんなに進化できるもんなんだ人間は、とあらためて打ちのめされました。
それは彼女が openなmindをもっていたということにほかならず、bigなheartをもっていたということにほかならず。
彼女の jazzは、文学に近づいているんじゃないかという突飛な考えも浮かんだ。
ヘンな感想だけど、彼女はいま、Kazuo Ishiguroとならんで、もっとも普遍性をもった表現者かもしれない。
世界中のひとが、日本人ピアニストとしてではなく、自分の音楽として聴いてるにちがいない。



そして、何回聴いてもすばらしいこの曲を、ここに載せないでいることができない。
ほんとうに、
聴くたびにすばらしい。
魂が咽びます。





この音楽には、なんというか、願い、を感じます。



追記)2013.5.2
この動画、貼り付けられなくなったので、リンクします。   Hiromi - Haze

by kobo-tan | 2012-10-04 00:31 | 音楽


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