つくりものがたり

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2013年 01月 10日

栞の作り方、公開します

とある団体からお客様にさしあげるプレゼントにしたいというお話をいただいたので、贈り物に使われるならと
木の栞を少し多めにつくりはじめました。そこでその作り方の一部を公開します。なんていってたいしたことな
いんですけど。

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まずはじめに最大の難所。
昇降盤という丸ノコを取り付けた機械で、幅を決めた各種木材の端材を0.6mmの厚みに割いてゆきます。
縦定規とノコ刃の間を0.6mmにあけ、定規にぴったり沿わせつつ端材をそのすき間に通してゆきます。
これはけっこうあぶないですから、同業者の方にもあまりお勧めしません。ぼくは、あぶないってことを重々
承知の上でやっていますから、大丈夫です。あぶない、っていう認識がなくなった時がいちばんあぶないのです。

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割いたものには、ノコのかすかなギザギザの痕や焦げがたくさんついていますので、それをサンダーとサンド
ペーパーを使って磨きながら取っていき、裏表ともすべすべにします。

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すべすべになった長いものができたら、それを栞の長さに切りそろえていきます。薄いですから、割れたり、切
り口がバリバリになったりしないように上下を型板ではさみながら慎重に切ってゆきます。

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ペーパーで磨いても取れなかった焦げや節穴のある部分は省いて捨てます。

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糸を通す穴をあけて米糠オイルで拭きあげたら、オイル分が完全に乾くように十分空気にさらして、乾かします。


仲間から得た情報ですが、突板業者がつくる木の栞があるそうです。それは0.2mmくらいの突板で和紙を
サンドイッチにしたものだそうです。それは、突板工場でつくる工業製品ですが、対してこちらの木の栞は、無
垢板一枚ものオイルフィニッシュのハンドメイドということになります。(べつに自慢してるわけじゃありません)
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by kobo-tan | 2013-01-10 01:01 | 製作過程 | Comments(0)


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