人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つくりものがたり

kobotan.exblog.jp
ブログトップ
2013年 09月 08日

時代


時代_d0169209_22335933.jpg2020年のオリンピックが東京に決まったんだと、今朝起きたらカミさんが憤慨しながら教えてくれた。

地球の裏側まで行って、
そんなことで浮かれてる連中の映像なんて見たくもないから。
「汚染水は完全にコントロールできている」なんて嘘を世界中にバラまいた恥知らずの顔など見たくもないから。

最優先事項を糊塗し隠蔽し先延ばしするために無責任為政者が意図的に仕組んだお祭り騒ぎに、
はしゃいでるやつはそれで金もうけしようと思ってるやつだけだろう。


9月1日に日比谷公会堂で開かれた「さようなら原発講演会」で、落合恵子さんがこういうことを仰ったそうだ。

・・・・・先日、福島の中学生、高校生とお話をしました。「私たちは、僕たちは、原発を一度も選んでいないんだ」と言っていました。子どもたちは、若者も含め原発を選んでいないのです。「大人たちが勝手に原発を選び、作っておいて、それを私たちにどうにかしろというのですか?」という問いかけに私たちはどう答えられるのでしょうか?



2013年という今は、いったいどんな時代なのだろう。
今がどんな時代か、いまを生きている人間にはわからなくて、長い年月がたってはじめて、あああのときは、あんな時代だったとわかるのか。
そんな時代もあったね、と、いつか話せる日が来るのだろうか。
あんな時代もあったねと、きっと笑って話せるのか?


強欲のことを greed って言う。アメリカという国を根本的に動かしてきたのはそれだと思っていた。
リーマンショックが起こって世界中がたいへんなことになってるときに、ウォール街の連中はそれでも金もうけしようとしてることに呆れた。
ところが今は日本も同じだ。
いつから強欲と無関心が時代を動かすようになったのか。


たぶん多くの人の思惑とは裏腹に時代は流れている。
たぶん多くの人の願いを踏みにじって、明日へのレールが敷かれようとしている。


中島みゆきの「時代」は祈りの歌だ。それは懸命に生きた人にだけ微笑む。
この時代の中で、ぼくらはどう懸命に生きればいいのだろう。






by kobo-tan | 2013-09-08 22:28 | つぶやき


<< 間仕切りカウンター、になる予定      美ヶ原高原 >>