2015年 01月 08日
去年の12月、ストレートワークスの生涯デザイナー、勝野明正さん設計のフレンチレストランのカウンターやテーブル、什器などを手掛けました。 京急久里浜駅東口を出てすぐの路地にある、ビストロ ジェファンというお店。 店内はこんな感じ。 タイルや壁紙の「白」と、什器、建具、テーブルの脚などの「黒」、それに、カウンターやテーブル、天上のルーバーなどの「茶」の三色が程良く配置されていて、なかなかにスタイリッシュ。いつもはデザイナーと言うよりも、そのエネルギッシュな仕事ぶりから、現場監督さんのイメージのほうが強い勝野さんだけど、こうやって出来上がったお店を見せてもらうと、ああ、やっぱりデザイナーだったんだ、と再認識いたします。 この大きなカウンターが大変だった… 奥行き600mm、総長さ4500mm、厚みが50mmもあるのです。材料はビーチ(ブナ)材。堅くて重い。二分割ジョイントですが、半分の2250mmでも、とても一人では抱えられない。工場での仕上げの作業は須藤くんに来てもらって二人でやりました。 テーブルもビーチ材。 今回のメイン材料は、アットホームな洋食屋さんというイメージから、なるべく赤味のある暖かい感じの木でということで、この材にしました。テーブルには、ワトコオイルのミディアムウォ―ルナットを塗って古びを出した感じに。 下の小さな丸板でちょうどいい高さになるよう調節しています。 この堅くて分厚いビーチ材を円にくり抜くのはたいへんだった! カウンターの下には重いビーチ材を支える役割もある黒い小物入れボックス。 カトラリーボックスとウェスタンドア(自在扉)の「黒」 ホワイトアッシュ材のワイングラス棚。 レッドシダー材で扉を作った食器棚。 玄関ドアもビーチ材で。 真鍮のフランス丁番。 サッシ枠も全てビーチ材を削って作り、現場大工さんに取り付けてもらいました。 駅のほうから来ると、赤く愛らしい、「bistro Jai Faim」と書かれた丸い看板が目印です。
by kobo-tan
| 2015-01-08 00:35
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