つくりものがたり

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2010年 10月 30日

お遣いもの

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知り合いのかたにさしあげるために、木の箸置きと小函をつくった。

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箸置きのアイデアはこいずみ道具店さんからいただいたもので、
おみやげになにかつくっていってあげたい時によくつくる。

食卓にのぼるものなので、米糠からつくった「キヌカ」というオイルで拭きあげると、
つやが出てとてもきれいです。
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by kobo-tan | 2010-10-30 21:35 | minimal thing | Comments(0)
2010年 10月 28日

その男の痕跡

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朝、いつものように工場へやって来て、作業台のところをふと見ると、
そこには、前日、小学4年になる娘を、自宅から通っているバレエ教室へ車で送るために、
きりのいいところで仕事を切り上げ、夕方いそいそと帰って行った男が立っていた。

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やりかけの扉は、パネル立てにきちんと立て懸けられ、

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次の工程で使う、切りとった部材は、まちがえないように番号がふられ、

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すぐに使う道具は、並べて置いてあった。

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男は今日、この作業台の上に、トリマーで面を取った扉を次々にならべ、
やすりとサンドベーパーを使って、黙々と仕上げていく。

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外では冷たい雨が降り、
涼しさというよりはもう寒さを感じて、
今秋はじめてストーブに火を入れた朝のこと。
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by kobo-tan | 2010-10-28 13:33 | ものがたり | Comments(0)
2010年 10月 21日

ナラのダイニングテーブル 納品

先日の日曜日、ナラのダイニングテーブルを、依頼主のKさんのお宅へ納品してきました。
当日うっかりカメラを忘れたので、Kさんが撮られた写真を、お願いして送っていただきました。

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自然光で見ると、色もしっとりとして目にやさしい感じです。

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これからじょじょに、生活のなかになじんでいってほしいとおもいます。
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by kobo-tan | 2010-10-21 11:40 | 製作例 | Comments(0)
2010年 10月 15日

美しさという問題

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美しさは、(美は、だったかもしれません) つくり出すものではなく、生まれるものだという
デザイナー柳宗理の言葉を知ったのはそんなにむかしのことではありません。
どの本の、どのページに載っていたのか忘れてしまいましたが、
この言葉は、気がついたらぼくのなかに住みついていました。

この言葉のどこに惹かれるのか、きのうからつらつら考えています。
「つくり出す」とは文字通り、つくる人がこういうものをつくろうと考えて、
工夫して、がんばって、つくってゆくことでしょう。
そのときひとは、きのうまでより、今日はすこしでも善いもの、うつくしいものを、
つくりだそうとして、精魂を傾けるわけでしょう。

でもこの言葉はどうも、美しさはつくり出せないといっているようです。
「つくり出す」と「生まれる」のあいだには、深い深い断絶があります。
「つくり出す」ということをどんなに努力しても、「生まれる」までとどかない。
そもそも両者は関係のないことでさえあるのかもしれない。

「つくり出す」は他動詞ですよね。それに対して、「生まれる」は自動詞です。
「つくり出す」は、他に働きかける行為であるのに対して、
「生まれる」は、自ずから成る。生まれ出る。「生み出す」のではないのです。

「つくり出す」ためには、つくるひとが美しさというものを知っていなければなりません。
そして、知っていると思っている美しさを、かたちや色に表現するわけでしょう。
もちろんそこには、工夫や努力もいっぱいあるでしょう。
でも柳さんは、そんなのはインチキだと言うんです。

柳さんは、最後まで図面を引かないらしい。
最初はともかくいろんな模型を作ってみて、、
これでいいかな悪いかなと延々とやっているらしいのです。
そして、やっているうちにいろんな恰好がでてきて、
徐々に変化して固まってくるんだと言います。

この「固まってくる」というところが、
美しさが「生まれ」ている頃合いなのでしょうか。
なんだかご飯が「炊ける」みたいな。
ご飯の何十倍、何百倍の時間をかけて。

美しさっていったいどこにあるのでしょう。
がんばってつくったら、そのものじたいに備わってしまうものなのでしょうか。
人類が滅んだ後も、夕日は赤いのだろうかという議論がありますよね。
同様に、見て感じる人がいなければ、美しさもないのじゃなかろうか。

難しい問題になってきた。
とすれば、美しさは、あなたの、ぼくのこころのなかにあるのか。
いや、こころのなかに生まれるのか。
生まれる人もいれば、生まれない人もいるでしょう。感じ方はそれぞれだから。
でもやっぱり、
生まれたら素敵だ。
どうやったら生まれるんだろう。
それはやはり、努力するしかないのだろうか。
そして、生まれてくる美しさを「見つける」ということかな。
見つかるとうれしいだろうな。

こういう問題にはいつも結論はなく、
希望的観測で終わりです。
世の中には、答えの出ない問題や答えが正しいのか正しくないのか検証することのできない問題があります。
そういうものを形而上学といいます。
「考える」ことの果てまできたら、できることは「信じる」ことだけ、でしょうか。
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by kobo-tan | 2010-10-15 23:39 | ものがたり | Comments(0)
2010年 10月 14日

気が遠くなる、仕事

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のり(ボンド)を効かせるべきところは、クランプでしっかりとめてのりを効かせます。

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これから、一枚ずつ面をとり、ペーパーとサンダーを当てて仕上げていきます。

110枚(プラス4枚、オマケ)を完成までもっていく工程では、まず第一に根気が試されます。
上面が面一のため、カンナがかけられないタテ桟の糸面は板ペーパーで取るしかありませんが、
すべてのコマのタテ桟に板ペーパーを当てる回数は、110枚全部で合計3300回になります。
今回は2人の仲間に手伝ってもらいましたが、この工程はすべて私が担当。
やるほどに忘我の境地になってゆく時間帯があって、からだは動かしつつ、はっと現実に引き戻されたり、また気が遠くなったり…

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でもこうやってサンダーを当てたあと、均一な仕上がりになるように全部チェックしていますから大丈夫ですよ。

夜、4tトラックが福島からやってきて、引き渡しは無事終わりました。


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こちらは、ナラの天板。オイルをさらに塗り重ねます。

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にぶいツヤが、増していきます。
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by kobo-tan | 2010-10-14 00:39 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 10月 11日

480本のパーツ

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相欠きにする中格子の細長い横桟の総数は、480本超。

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手伝ってくれてる、訓練校の後輩の須藤君は、外枠から組み始めている。

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中格子も先に組んでおいて、あとで枠と合体させる。

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相欠きのしゃくりをした昇降盤。

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アジャストカッターで最適な幅を見つけます。
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by kobo-tan | 2010-10-11 21:02 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 10月 09日

家具屋に連休はない


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メガネ店の、メガネ陳列トレー。

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これから、110個つくります。
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by kobo-tan | 2010-10-09 23:13 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 10月 08日

オイル塗装 3回目

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まだまだ。

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もっともっと。
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by kobo-tan | 2010-10-08 16:46 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 10月 07日

オイル塗装 2回目


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磨けば磨くほど、
木肌はしっとりとなめらかになり、
深みのある艶が増す・・・
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by kobo-tan | 2010-10-07 23:20 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 10月 07日

ナラのダイニングテーブル 塗装

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なにやら、あやうい均衡で立っている・・・

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オイル塗装の1回目です。
現在、夜の11時。工場の照明はナトリウム灯で、黄緑がかって見えるのが残念。

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抽斗の前板とコマはこんな感じ。
しっとり、いい色になってきたようです。

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天板は、これから1週間くらいかけて、オイル拭き上げを毎日繰り返します。
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by kobo-tan | 2010-10-07 00:23 | 製作過程 | Comments(0)