つくりものがたり

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2010年 12月 29日

仕事納め

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古くなったシステムキッチンの扉だけを新調するという仕事。
グレーのメラミンの扉を、大胆にも、濃くステイン着色したラワン合板のものに変えます。
鎌倉建て主塾主宰のSさんのアイデアで、彼がいまリフォーム中の、
鎌倉初の女性専用シェアハウスのキッチンに取り付けます。

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抽斗の中もせっかくですから、洗剤できれいに洗いました。

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カットと穴あけなどの加工だけやって、今年の仕事納めです。
着色・塗装は、来年やることにします。

6月から気の向くまま書いてきましたが、「つくりものがたり」をごらんいただきありがとうございました。
コメントやメールで感想などお送りいただけると、更新の励みになります。
よろしくお願いいたします。

よいお年を。
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by kobo-tan | 2010-12-29 23:27 | ものがたり | Comments(0)
2010年 12月 27日

1年に1回だけ




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クリスマスの約束という番組が好きです。

去年の「22分50秒」が素晴らしかったので、今年はどんな趣向でくるのかなと思ったら、
あっさりと、小会場での力の抜けたライブ、小田氏と彼を慕うミュージシャンたちとの共演が、
あたたかい空気をつくっていました。

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見た人でないと伝わらないと思うけど、kiroroの千春ちゃんと小田氏の会話がよかったですね。
相手がやはり小田氏だからなのか、裸のこころをしゃべっていて、
いま、ここ(そこ)にいるよろこびが、痛いほど伝わってきました。

この集団、年齢の筆頭は小田氏と山本潤子さんですが、小さな学校みたい。
13年前に1年間通った職業訓練校を思い出します。
60代から10代後半まで、ばらばらの年齢層のひとたちが、自分の意志で、学びたいことを学んだ1年。
みんなで協力し合いながら少しずつ前にすすんでゆく毎日。
いい時間だったな。
梅雨時の一日だけの青空みたいに。

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1年に1度のことだと意識することが、多くなったのか、少なくなったのか
でもわかるのは、4月の桜を見る時の心持が、20代の頃とは明らかにちがうこと。
桜の花の美しさが、いまはそのまままっすぐにこころの中にはいってきます。

小田氏は1年に1度のこの番組を、こころから楽しんでいるようです。
彼と共演者の間を、演者と観客の間をなにかが伝わっていきます。
それを感じられる「いま」はとても素敵です。
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by kobo-tan | 2010-12-27 12:39 | ものがたり | Comments(0)
2010年 12月 23日

アルダーCDラック

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抽斗前板は縦目なので、目を合わせるため3枚一緒に練りつけます。
その際、上下の手掛けのところには、無垢材が出てくるように、ランバー芯の間にアルダーの無垢材を仕込んで練りつけます。

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必要十分な位置に無垢材がくるように計算します。

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ベストの位置で切れました。

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手掛けの加工が終わった前板をつりこんで完成です。

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前板の上下に手掛けがついています。
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by kobo-tan | 2010-12-23 20:30 | 製作例 | Comments(0)
2010年 12月 21日

CDラック  再び


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またまたCDラックを製作中

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工場にあったCDを入れてみたけどまだまだ入ります。
1杯に180枚近く入ります。
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by kobo-tan | 2010-12-21 23:09 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 12月 18日

けずりぶし

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天板用のアルダーを

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超仕上げで削りました。

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立派な削りかすがでています。

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ひかりも通します。
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by kobo-tan | 2010-12-18 00:14 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 12月 15日

すっきりした

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しばらく整理しないとベニヤの端材がいっぱい

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ランバーの端材もいっぱい

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ひっぱりだして、刻んでまとめて、ゴミに出します。(もちろん産廃)

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集塵機の削りかすもまとめます。
通販で買っている業務用の90リットルのゴミ袋を仕込んでいるので、

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ヨイショヨイショと取り出して口を閉じればそのまま捨てられます。

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ラワンランバーや無垢の端材やごみは、知人が、風呂焚き燃料用に引きとりに来てくれます。
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by kobo-tan | 2010-12-15 23:33 | minimal thing | Comments(0)
2010年 12月 14日

必要なことば

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お金のはなしです。ちょっとえげつないかもしれないけど、だれにとっても切実なことなので書いてみます。


同じように注文家具をつくって生計をたてている友人のT君が話してくれたことです。


T君はこの夏、やはり家具屋仲間のS工芸からの仕事で、新築住宅の造り付け家具の仕事を3週間ほどやりました。
2.5m×5mの壁面収納がメインで、ほかにも大きめの吊り戸棚や、天井までの扉付き収納、マガジンラックなどがあったらしい。
仕上げ材にはそんなに安くはない突き板を使ったりして、実行金額はちょうど70万ほどになり、希望金額として提示してあったところ、
先日その支払いがあり、結局もらえたのは税込50万、税抜き47万と少しだったというのです。

S工芸の仕事を始めたころは、T君はちゃんと見積りをして、金額のこともお互い納得してやっていました。
下請けの仕事なので、見積りの満額はなかなかもらえないのですが、削られる額はだいたい1割以内に収まっていたので、
仕事の薄い昨今、すぐに始められる仕事をもってきてくれるS工芸には感謝していたといいます。
そんななかで始まったのがこの夏の仕事で、S工芸さんは他の仕事で忙しく、T君はちょうど手が空いたところだったので、
納期が迫っていたこともあり、金額のことは後回しにして、とにかく作り始めてしまったというわけです。

この仕事の出どころは、S工芸と付き合いの長いA工務店で、T君は以前にもその組み合わせの仕事はやったことがあるそうです。
「でもそんときは、そんなにべらぼうには引かれなかった。90が83になったくらい」
「今回はひどい。限度を超えてる。これじゃ、材料代と工場経費を引いたらいくらも残らない」
T君は5人家族で、新築した家のローンもかかえています。
「信頼関係あると思ってたから、おたがい甘えが出ちゃったんだな。お金の話をしなかったのはうかつだった。
でも、はじめに金額を教えてくれたらたぶんやらなかった。生活費の出ない仕事を3週間もやるわけにいかない。
S工芸さんは、その時予算のことがわかってたのかどうか」

S工芸が、A工務店から取れた金額は57万だったそうです。
「請求書あるから見せてもいいけどって、電話口で言ってたけど、ということはさ、
打ち合わせ、現調費、取り付け費は7万抜いてるわけでしょう。うちから22引いといて、あっちはあんまり損してない」
たしかに、S工芸はほかに仕事があったからT君に振ったので、自分のところがやった仕事でも同時期に低予算で損をしたとは考えにくい。
もしそうだったら、T君への弁解の口実として言うはずです。

「A工務店の人なんか知らないし、ぼくはS工芸の仕事としてやったのに、A工務店からの集金ができなかったことをぼくに転嫁していいわけ?
それで8月の給料が出なくなっちゃうんだから、給料泥棒みたいなものだ」
腹に据えかねているT君のことばは、だんだん過激になってきました。
「低予算を知っていたとしたらどうする? 自分とこは確実な仕事をやって、割の合わない、しかも断れない仕事をぼくに振ったんだ。
ぼくを利用したんだ」

S工芸とA工務店はこれからも仕事を続けていくだろうと思われるし、
そのなかで多少は埋め合わせが行われたりもするでしょう。
でも、T君の今回の損失に埋め合わせはあるのでしょうか。
もちろん最大の過失は、金額の確認をせずに始めてしまったことですが、
こういう場合、
汗水流してつくっている末端の製作者がどうして損をするようになっているのか。
会社組織になっていれば給料も必要経費になるので、最後に、かかわっているみんなが予算から必要経費を吸い取っていき、
これだけしか残らなかったという金額が末端の製作者のもとへ行く。

「ぼくらから値切るってことがどういうことかわかってないんだ。
値段が高いと仕事が取れないから、いまぼくらは材料と必要経費の上に生活できるぎりぎりの人工分しかのっけていないのに、
それを値切るということは、生活費を盗んでるのと一緒だ。
予算がないなら、なぜ、それに見合ったものにしないで、ぼくらを安くこき使おうとするんだ」

T君の憤りはひじょうによくわかります。
私も含めて私たちの仲間はみなおなじようなところで闘っています。
しかしT君にはもう少し冷静になってほしい。
はじめにお金の話をしなかったのだから、あとでそれについて文句を言うのはやはりおかしい。
それが筋というものでしょう。
そして、なにごともあとでもめ事が起きないように、そのつどことばを尽くしてわかりあっておかなければ。
不要なことばは多いのに、必要なことばは少ないと思いませんか。
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by kobo-tan | 2010-12-14 19:33 | ものがたり | Comments(0)
2010年 12月 13日

抽斗付き押入れ内部収納

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型を使って抽斗前板の手掛けを抜きます。

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W1730, D760, H750. たっぷり入ります。
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by kobo-tan | 2010-12-13 12:09 | 製作例 | Comments(0)
2010年 12月 10日

CDラック ~完成まで~

CDラックも納期まで余裕がなくなり、逐次ここにUPできませんでしたが、昨日ぶじ納品終えました。
その後の、完成までの流れです。

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センターのオープン部の天板と背板を取り付けて、上部の外箱を一体化。
天板の所定の位置に据えます。

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扉の手じゃくりの加工(背が高いのでけっこう危険です。)を慎重にやって・・・

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スライド丁番をつけて、本体に吊り込みます。

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閉めるとこんな感じ。上部完成。

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24杯の抽斗にかかります。

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3連の抽斗箱の左端のものは、パイプスペース点検のために出し入れできるように細工します。

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抽斗の内箱を構成するシナランバー板96枚。

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ナラ無垢の前板のほうは、最強の助っ人、遊木工舎の下司さんに手伝ってもらいました。

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内箱を仕込んだところ。

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前板も出来上がりました。

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一枚ずつ、前板を取り付けていきます。

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ようやく、完成が見えてきた。

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一列にこれだけあると、すき間を均等に開けるのも骨が折れます。

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でも、ほぼバカ棒どおりにいっています。(黒いスミが前板高さ、赤いスミが内箱高さ、マル付きのスミはレール芯)

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すべての前板をつけ終えました。

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横から見るとこんな感じです。
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by kobo-tan | 2010-12-10 19:30 | 製作過程 | Comments(0)
2010年 12月 05日

CDラック ~組み始める~

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ボックスをスライドさせるための加工も終わり、上部の箱から組み始めます。

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ひと組を組みあげたらとりあえずうまくいったか実験します。
前後のすき間もいい塩梅で、成功です。

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上箱のめどがついたので、下台の細工にかかります。
現場には左側にパイプスペースがあるため、下台左側面に開口部をつくり、
3つあるうちの左側の抽斗箱だけ、点検可能なように出し入れできるようにします。

そのための外枠を台輪の上に取り付けています。

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下台のパネルも、組む前に小口のテープ貼りをすませておきます。
本日はここまで。
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by kobo-tan | 2010-12-05 22:45 | 製作過程 | Comments(0)