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2011年 02月 24日

パソコンデスクとTVボード

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土曜日は高橋君が手伝いに来てくれた。

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パソコンデスク上の吊り戸。開口がいっぱい。
地板の開口にはアルミパンチングアクリルという3mmの板がはまるらしい。

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パソコンデスク

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TVボード

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ナラ柾のムクと突き板。本日終了
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by kobo-tan | 2011-02-24 00:07 | 製作例 | Comments(0)
2011年 02月 15日

ナラ柾のTVボード

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高さは340mmながら中はかなり込み入っているので、例によって見落としのないようにバカ棒をつくります。
これは、保険みたいなもの。

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寸法のちがうパーツが多いので、あとでいちいち考えなくていいようにマンガを描いておく。

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棚板にはAV機器が載るので、芯組みを通常のハシゴ状でなく、間隔せまい横渡しにして強度を出す。

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背板のコンセント開口も、芯の段階できっちりつくっておく。

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引戸のため地板に2mmの下溝を掘るので、まえ3mmムクとうしろ3mm突き板の貼り分け。

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ぴったりすきまなくくっつくように、養生テープでしっかりとめてプレスします。
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by kobo-tan | 2011-02-15 23:53 | 製作過程 | Comments(0)
2011年 02月 14日

ナラ柾の吊戸 ~横目~

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扉のおがみと吊りもとのクリアランスは2mm均等がいちばんきれいだとおもいますが、今回使ったスガツネの丁番では、半かぶせどうしの吊りもとのすき間は2.5mmが限界でしょうか。
サリチェならもっとせめられるのですが・・・もちろん、埃がはいると気になる方にはおがみを1mmにして吊りもとを多く開ける調整もできます。

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シモダイラの耐震ラッチを使います。
今後も使うことになりそうなので、さっそくジグをつくります。

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揺れがはじまると上からツメが下りてきて、扉のほうのステンレスの金具にひっかかって開かなくなるしくみ。
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by kobo-tan | 2011-02-14 22:55 | 製作例 | Comments(0)
2011年 02月 10日

続き 2


時間はすでに6時をまわっていたと思う。「どみそ」の榊間君の巨大な引戸収納の取り付けは、まわりの職人さんが帰りはじめたころからラストスパートをかけてぐんぐんはかどり、ほぼ終わろうとしていた。
「ロックンロール」で残っているのは建具2本。そのうちの1本はようやく吊れて、やっとストライク(ドアのでっぱりがカチャっとはまる枠のほうの穴)の掘り込みにかかる。 じつはこちらのほうが丁番の掘り込みなんかより3倍も4倍もたいへんなのだ。 枠は真っ黒く塗装され、躯体にくっついている。 そこの正確な位置に3段階の深さを持つストライク金物を納める穴を掘らなければならない。
ぼくはあることを思いつき携帯で電話をかける。 「高橋君? 川上です。いまトリマー持ってない?」 高橋君は、以前このブログでも紹介したパイプオルガン職人。 榊間君と同じく職業訓練校の級友である。 彼は町田に住んでいるのでこの取り付けの件を話したら、仕事が引けてからのぞきに行きますと言ってくれていたのだ。 「トリマーありますよ。じゃ、それ持って30分後に行きます」

電話で状況を察したのか、彼は30分後に作業着姿で現れた。 もちろん手にはトリマーの入ったツールボックスを持って。 ぼくはもう1本の建具の丁番の件をてみじかに話し、彼はすぐにトリマーで加工を始めてくれた。 こちらがまたストライク穴を掘りはじめると、高橋君のほうはたちまち終わってしまった。 彼のほうの建具をその場所へ吊り込んでもらう。 「この枠、ゴムの木でかたいから下穴をばっちりあけてね。ビス径よりほんのちょっと小さいキリでね。でないと確実になめちゃうから」 じじつ、ぼくのほうは1本なめた。 もう失敗はできない。 ストライクに戻る。 かれのほうも吊り終えてからキーケースを装着し、ストライクの掘り込みにかかる。 まずドリルで深い穴を荒取りし、あとはひたすらノミで突いて浚う。 慎重に、そしてまた慎重に。 膝立ちの脚が痺れてくる。 何度も何度も、突いては入れ浚っては入れるがどうしても平らにならない。 どこかが当たっているのだ。 今さらかたいゴムの木を選んだことを悔やんでもおそい。 ビスは効くのだから信頼性は一番、ただ作業性が悪い。 イライラしたら負けだ。 ぼくも高橋君も、集中して、ただひたすら掘った。

ストライクはやっと10時前についた。 厚み36mmのドアがどこも当たらずに、左右2mmのクリアランスを保って枠の中に収まった。 カチャっとストライクに入る。 終わった。 「あーーっ」とかなんとか言っていた。 ほどなく高橋君のドアもきれいに収まった。 「いいじゃん。いいじゃん。うまいじゃん」 ぼくはねぎらうばかりだ。 仕事を無事やり終えたかれの表情は、おおらかな達成感をたたえていた。

ぼくはずるい。
ぼくがもし高橋君だったら、こんな一発勝負の、失敗したら目も当てられない現場仕事を押し付けられて、頭に来ていたかもしれない。 ぼくはかれに「アルバイトして」とは言わなかった。 「よかったら手伝って」くらいは言ったかもしれない。 かれは、なんでも手伝う気で来てくれていて、じじつ、ひたむきに、なんの皮肉も言わずに力を貸してくれた。 そんなかれにぼくはあまえた。 確信犯だ。
「こんど工場に手伝いに来てくれたときはフンパツしますから」と言っても、ただかれは笑っていた。 そしてかれは別れぎわに笑顔でこう言ったのだ。

「今日はひさしぶりにみんなと仕事できて楽しかったです」

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去年の9月に工場に手伝いに来てくれた高橋君です。
ぼくはかれの人間性に感服しています。
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by kobo-tan | 2011-02-10 22:45 | ものがたり | Comments(2)
2011年 02月 10日

続き


建具の吊り込みは本当にむずかしい。
ぼくら家具屋も建具をやるけど、家具の仕事の中でたまにやるだけなので、そのたびにキーケースやレバーハンドルなどの取り付け説明書首っ引きで、緊張しながら、集中してやる。
そうしないと、まちがえたところに穴などあけようものならすべてがパーになってしまうから。
とくに、現場に据え付け済みの建具枠を傷つけたりしたらいったいどんなことになってしまうのか。ああ、考えるだけで怖ろしい。
その怖ろしい仕事が、今回は2本ものこっていた。

義星丁番(平丁番)の掘り込みを1.5mm掘り下げる。しかも102×51mmのスペースを完璧に平らに掘り下げなければならない。そんなのトリマーがなければ無理だとへっぽこ家具職人は思う。
しかし今日は、枠が狭まっているなんて思わないのでトリマーは持ってきていない。1本目はしかたがない。ノミ1本でやった。でもものすごく時間がかかる。これをまたもう1本やるのか。
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by kobo-tan | 2011-02-10 00:46 | ものがたり | Comments(0)
2011年 02月 09日

高橋君のこと

2/7。町田駅のバスターミナルビル2階、新たに開店するラーメン店「ロックンロール」「どみそ」の家具・什器の取り付け。
他の業者さんたちもいっぱい作業していたり、設置場所の床や壁がよくなかったりで思うように進まず、撮れた写真は「ロックンロール」カウンター取り付け時のこれだけ

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ほかにも2×4サイズの大きな3連の引戸収納やいろいろとあったのだけどとてもカメラを構える余裕がなく、
訓練校同窓の家具職人、榊間君と朝8時から夜10時まで昼食時をのぞいてほとんど休みなく働いた。
なかでも苦労したのが2本の建具の吊り込み。
最初につくり、現場大工さんに取り付けてもらっていた建具枠が、間口2ミリほど縮まっており(なんと2本とも!)
丁番の掘り込みをあと1.5mmほど深く掘らなければならなくなっていた。
(次回に続く)
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by kobo-tan | 2011-02-09 09:58 | ものがたり | Comments(0)
2011年 02月 04日

7250mm ラーメン店カウンター


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現場にコンクリートブロックで長い脚が組み立ててあり、その上にまずこの下半分の天板を取りつけます。
脚の位置が天板奥行きの中心から後ろのほうにずれているため、こういうめんどうな仕儀となりました。

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客席側は全体を安定させるため、小さな荷物置きボックスを右端から左端までつくりました。

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後ろのこのラワンの面にブロック脚がくっつきます。

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この上に黒のメラミン天板を載せていきます。

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目違いをなくすため、ビスケットを突っ込みます。

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最後に大手にぐるっとアルミのサイドリブをまわします。
下準備=仮組みで長さも切っていきます。

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コーナーは留め(!)です。
はたして本番でぴったり合いますかどうか… 長さは7250mm。
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by kobo-tan | 2011-02-04 14:14 | 製作過程 | Comments(0)