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2012年 08月 29日

レッドシダーの扉



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町田の駅ビルにできるカレー屋さんの厨房吊り戸。
できるだけチープな感じでという設計の要請で、レッドシダーのフェンス材を使う。
塗装は木肌美人をさらっと。

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by kobo-tan | 2012-08-29 11:20 | 製作例 | Comments(0)
2012年 08月 24日

1955年のゴールドベルク

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今年はグールドの生誕80年と没後30年にあたる年で、先週NHK-FMで彼の特集をやっていて、
今週はその再放送を朝やっており、今朝はちょうど車で工場へ来るときに1955年のレコードデビュー作の「ゴールドベルク」が流れた。

高校1年の時にグールドの「インベンションとシンフォニア」を買い、そのあとこの1955年版の「ゴールドベルク」を買ってよく聴いた。
当時は高校の塀の前の下宿屋に下宿していたので、となりと襖1枚で仕切られた3畳の部屋にステレオなどはなく、
同級生に藤丸君というジャズきちがいのおとなしく優しい友達がいて、レコードを買うと、かれにすぐカセットに録音してもらい、
小さいラジカセにヘッドホンをつないでしじゅう聴いていた。親元を離れて、勉強なんかしなくなってたし、部屋では、音楽を聴いて、文庫本を読んでいた。




d0169209_1252481.jpgこれが、1955年版のジャケット。
ゴールドベルクと言えば、彼がなくなる前の年に再録音した1981年版のほうが、自分も出てすぐ買ってよく聴いたし、巷でも彼がどんどん有名になって
耳にする機会も多かったが、今朝流れた1955年版のゴールドベルクは、やはりペールギュントと同じように自分の中に刷りこまれており、
やはり刷り込まれている1981年版のどこか研ぎ澄ませ過ぎた音楽を押しのけて、自分の中の奥のほうが反応した。

これだったんだ。
わけもなく泣きそうになる。



グールドは走る。一心不乱に無我夢中で、だれになんと言われようがお構いなしに、ひたすら走る。23歳のグールドは、たぶんものすごい指の圧力で鍵盤をたたき続ける。
ノンレガートで、たぶん一度もペダルなんか踏まずに。当時のモノラルのごつごつした音色で一気呵成に音を刻んでゆく。最近浮気して聴いていたぺライア版の「ゴールドベルク」と
聴き比べるとよくわかる。ぺライアは、自分の出す音をよく聴きながら弾いてる感じがするが、グールドは自分が今出している音さえも聴かないで突っ走ってる感じがする。
「青春」のゴールドベルク。

フランソワ・トリュフォーの映画「大人はわかってくれない」のラストで、主人公の少年がえんえんと、ただひたすら走っていく。
その長い長いシーンで映画は終わるのだけど、その延々と走っていく少年を見てるような気分になる。







追記)
今ふと思ったんだけど、グールドは、「赤い河」や「地上より永久に」なんかに出ていた2枚目スター、モンゴメリー・クリフトに似ている気がする。

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それよりやはり、ジェームス・ディーンだろうか。
そりゃ、人気出るよな。
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by kobo-tan | 2012-08-24 13:40 | 音楽 | Comments(0)
2012年 08月 17日

山川さんの映画

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山川直人さん。
現在は、東京工芸大学芸術学部映像学科の教授をされているらしい。


はたしてこれがここにあっていいのかどうかわからないのだけど、(それは、きちんとパッケージされてDVD
として発売されているからなのだが) これはドナルド・りチーの英語字幕がついたプリントだからアメリカか
どこかの外国の方がアップしたのかもしれない。

1983年に、いまは映画人を養成するニューシネマワークショップを主宰している竹平君といっしょに助監督
をやった、山川直人監督の短編自主製作映画「100%の女の子」。 すぐ削除されるかもしれないけれど、
やはりこれは、山川さんのポップなセンスが詰まった傑作だと思うので、まだ見ていない人には見ていただき
たく、ここに掲げます。 早稲田を出たばかりの室井滋さんも、若くて初々しかった。この映画を作っていた
当時のことは去年の11/30のブログにもちょっと書きました。

この当時カワサキのLTDという400ccのアメリカンバイクに乗っていて、この撮影でもずいぶん使った。
道が混んでいても機動力があるので、撮影場所にスタッフやキャストをピストン輸送したり。
この映画のエンドタイトルのたくさんの写真のモンタージュの中に、バイクに腰かけている自分のジーパンと
コンバースの下半身が写ってるし、野球帽をかぶって、うつむきがちに煙草に火をつけているところ(顔は
あまりよくわからない)もほんの0.3秒くらいだけど写っている。






ここだけ追記)9/23
あとでこのページを開いてくれる方がいたら…
「100%の女の子」の動画は、念のためここに載せてからすぐに共同助監督をした竹平君にFBで連絡しました。
というのは、このDVDを製作・販売しているのは、シネマンブレインという彼のつくった会社だからなのです。
大切につくったDVDがフリーでいきかっているのはやはりゆゆしき事態ですからね。彼は、以前にも数回YT上に
アップされたことがあるとおしえてくれました。これは知らなかったので、申し訳ないけど、削除申請させてもらいます、
との返事でしたが、それでも彼は二日ほどそのままにしてくれて、そのあと削除されました。
削除されたらこの記事も削除しますという返事をしたのに、いまあらためてここを読み返してみると、記事全部を消してしまうのはいささかしのびなく、
この追記でそのいきさつを記して、竹平君にも、あとで偶然ここを開いてくれた方にも、言い訳をさせていただきます。
竹平君、大切な思い出である「100%の女の子」の動画全編をいきなりブログに載せてしまってごめんなさい。
そして、しばらくそのままにしてくれてありがとう。
また、偶然ここを開いて、この短編映画に興味を持っていただける方がいたら、どうぞAmazonで「100%の女の子・パン屋襲撃」のDVDを購入していただけたら嬉しいです。
10分の映画を一ヵ月半かけてつくった、愛すべき超ハンドメイド映画ですよ。




早稲田のシネ研で8mmや16mmの映画を作りはじめた山川さんは、同じ頃やはり力作を作っていた長崎俊
一や石井聡互らとともに1980年前後の学生映画、自主映画界を引っ張っている存在で、コラージュの方法
でキレのある映像と台詞をモンタージュしていく山川さんの映画はほんとうにかっこよかった。
このところは劇場公開された映画はないけれども、山川さんらしい「かみのめぐみ」という文化映画を見つけた。
この映像の組み立て方、文字との絡み、スローモーション、リズムなんかがとても山川さんぽい。
映画をデザインするように作る山川さんらしくて、もうずいぶんお会いしていないけれど、とても懐かしくてうれしくなった。



「かみのめぐみ」日本の紙 和紙 家田紙工 紙漉き / 2007年

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by kobo-tan | 2012-08-17 01:51 | ものがたり | Comments(0)
2012年 08月 14日

ソルヴェイグの歌

昨日の朝、工場へ出るため車に乗ってFMラジオをつけると、グリーグのペールギュントをやっていた。
ペールギュントは、小学6年の時の音楽鑑賞の授業で聴かせてもらった。
ちょうどそのころ、家には買って間もないステレオがあり、母親が小学館版の「少年少女世界の音楽」という
ブックレット付きのLPレコード10巻をそろえてくれて、その中にも入っており、それを何度となく聴いた。

だからペールギュントは自分の中に刷りこまれている。
もちろんその中の有名な曲だけの抜粋だったけど、「朝」も「オーセの死」も「アニトラの踊り」も、どこかで
耳にすると、自分のなかの奥深くに沈んでいるペールギュントが確実に反応して、いまやっていることから
意識は離れて、自分の中で音楽が鳴り出す。

行ったこともない北欧の作曲家の曲だとか、どうもそんなことではなく、自分の中に沈殿していた年月の長さ
からなのか、ほかのどんな日本の曲よりも、この音楽はよくわかる。なんていうんだろう、一体化してしまう。
それで、「ソルヴェイグの歌」をもう一度聞きたくて、さがした。
そしてこれを見つけた。
もう何も言えません。
言葉を失いました。
何度も何度も繰り返し聴いて、
自分の中で歌がやまない。








指揮 : ネーメ・ヤルヴィ
ソプラノ : マリタ・ソルバーグ
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by kobo-tan | 2012-08-14 19:47 | 音楽 | Comments(0)
2012年 08月 03日

天板を接ぐ


3mのレッドシダーを2枚接ぎ合わせて、幅470mmのカウンター天板を作ります。

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今回使うのは天板向きの、オーシカ・ピーアイボンド。 2液性でがっちりつきます。

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両側にまんべんなく塗り乾かないうちに素早く接ぎます。

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上下からバランス良く圧締。

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1時間後、がちがちに固まらないうちに、はみ出たボンドを取り除いておきます。
固まりきってから浚うと、下の木もはがしてしまうことが多いので注意します。
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by kobo-tan | 2012-08-03 17:16 | 製作過程 | Comments(0)