つくりものがたり

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2012年 09月 11日

柴草玲を知ってしまった!



インターネットの捨てがたいところは、まったくひょんなことからあーっと思うような人や歌に出会えるところだ。
映画学校をやっている友人のT君がFBで紹介していた新作DVD「不惑のアダージョ」というのがあって、なんとはなしにAmazonのそのページを見てたら、
主演しているのがシンガーソングライターの柴草玲というひとだと書いてあり、またなんとはなしにyoutubeでその予告編を見てみたら、
さして美しくはないそのかたがシスターの役で出ており、やっぱり存在感があったんだろう、気になってyoutubeでそのかたのうたを探してみたらあったので聴いてみたんだ。

「川辺」というそのうたを、数小節ぼくは聴いただけでぐっときてしまった。あっ、なんだなんだ、すごい、なにこのひと、すごいすごい・・・
というわけで、YTにある歌のほとんどを聴き、(そんなにないけど) すべてのうたにまいってしまった。聴き惚れて、こころ打たれました。いま、完全にはまっています。
このひとが、10年も前から、こんなすごい歌を歌っていたなんて。浜田真理子を知った時以上のものがある。
それを自分は10年も知らなかったなんて!

このひとのうたには、それぞれに一本の映画が詰まっている。
このひとはたぶん、身を切り裂くような孤独を知っている。
マザーテレサの言うように、孤独と愛は同じ場所にあるとするなら、このひとのうたは、愛に満ちている。
このひとの音楽は広く深く、このひとのことばは深く広い。

さっそく「うつせみソナタ」注文した。
このひとのうた、全部聴くだろうと思う。



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by kobo-tan | 2012-09-11 02:42 | 音楽 | Comments(0)
2012年 09月 10日

カレー屋さん「胡心房」の取り付け

9月9日日曜日は、この2週間ちょっと製作に追いまくられてきた、町田の駅ビル2階飲食店街にできるカレー屋さん「胡心房」の取り付け。
当初は土曜日に予定していたものの、どたんばになって追加でつくるものがいくつもでてきてバタバタ作って、ようやく土曜の夜中、2時半にすべてつくり終え、
2時間だけ眠って、早朝から手伝いに来てくれた須籐君と一緒に積み込んで、午前9時ちょっとすぎにやっと現地に到着。
今日一日がんばればカレー屋さんは終わり!という思いで須籐君と二人でともかくできることはすべて終わらせて夜8時頃帰ってきた。

今日は全身疲労のかたまりで、あたまもからだもよう動きゃしまへん。
腰にも疲労が押し寄せている模様で、重いもん持つと、爆弾が爆発しそう。
いつまでこんな暮らしが続くのやら。いつまで体がもつのやら。ほんとはもう徹夜なんかするのは嫌なんやけど、
注文がのうなったらもっとつらい。つくるもんがある限り、はってでもつくり続けまっせ。


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まず、長さ4390、奥行き1100の2枚つなぎのカウンターを補強の芯組みを設置した上に取り付けたんだけど、次の仕事にかかってる間にどんどんボール紙で養生されてしまった。
これじゃよくわかりまへんな。
デザイナーの勝野さん(右のごついおじさん)得意の、客席側と厨房側の境が全くない、一体型の広いカウンター。
なので厨房側には、シンク用ふたつと、コンロ用ひとつの開口が空いてます。コンロの開口には、消防からのお達しがあり、不燃材のケイカル板を内側に貼り付けて、
木下地の部分には不燃塗料「モエンアクア」を塗りまくった箱を急きょ作って下側に取り付けた。

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こんなの。(これは裏側。不燃塗料を塗っている)


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玄関ドアの吊り込みもなんとかうまくいった。今回は内開きのドアなので、ドアチェックは慣れない「スタンダード型」となる。つけるのに手間取ったけれど、須籐君が頑張ってつけてくれた。
今回の仕事、日にちに余裕がなかったので、このベイマツの框組みの建具は建具屋さんに作ってもらった。
でも、キシラデコール塗装と、丁番の掘り込みなどはこちらでやりました。

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こんなふうに。


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店内奥の収納は、大きな2枚引戸。
ハーベストパネルという、藁をプレスして固めて塗装した、化粧面用のOSBパネル。1枚1200×2400と4×8版そのままの大きさで大きい。
これを上側は、アルミの上レールを取り付けた60×50のレッドシダーの角材だけで、安定させなければならない。
はじめ、現場監督の若いS君が書いてきたプランでは、右側の戸当たりの部分が厚手のパネル状になっていて、その最下部と最上部を
L金具と垂木でそれぞれ床と奥の壁に固定するというちょっと頼りないかたちで、レッドシダーの角材も見栄えが悪いので上から吊るのはしないというので、
そんなんでこの重い大きな引戸がガツンガツンあたって、もつと思ってるのかよ、とさんざんつっ込みを入れて、結局戸当たり部分は180×230の筒状のタワーの箱型にして、
奥の壁と右側の壁の入隅にがっちりビスで揉みつけて叩いても引っ張ってもびくともしないものを拵えて取り付けた。


たぶんそれが奏効して、L金具だけで取り付けたレッドシダーの角材の橋渡しもがちっときまり、上からも奥からも補強は要らないくらいになった。
アトムの床付けレールと戸車も、なめらかでなかなかいい具合。とくに戸車は高さ調整が戸を外さずにできるところが splenndid!


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最後は、客席の、やはりハーベストパネルでつくった背もたれを挟むようにくっついた一体型のソファーの下台。ちょうど180mmくらい一段上がった床のところにまたがっていて、
これ、別々に作って両方からお客さんが背もたれにもたれたら背もたれ倒れないだろうか、川上さん、と勝野さんがずっと心配してたもので結局最後には一体型でおれがつくることになった。

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ランバーで変形の箱を一方の側板だけ残してつくり、中にはめ込む背もたれも箱状にがっちりつくって合体させて残りの側板でふたをして留める。
フラッシュになんかしないで、ランバー切ってガンガン組んでいくので当然のごとく重くなるけど、思ったことがすぐかたちになっていくのでこういうのつくるのって楽しい。
背もたれの笠木は、ちょうどホワイトアッシュの端材があり、(3月にやったメガネトレー箱の残り)オイル塗るとちょうど似た色になると踏んで、
10mmに削ってハネムーンボンドで貼り付けた。触った手が痛くないように2Rの面を取り、米糠オイルを塗ったら、ほぼ思った通りのいい感じになった。

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ちょっと接写しすぎ?
でもハーベストパネルの風合いはこんな感じ。まさに藁。

店内にはまだまだその前につくった木の扉の吊り戸2台や、メニュー黒板がつくレジ上の吊り戸や、レジ台やらが、取り付けを待って置かれていたけれど、
家具屋の取付費は高いのであとは現場大工さんにやってもらうそうな。ま、あとはそんなに製作者がいないとわからないような難しい取り付けじゃないので、大工さんにお任せ。
家具もテーブルも全部置かれて、入口のガラスも全部はまったら、完成写真を送ってもらおう。
去年の2月にやった、このカレー屋さんのとなりのとなりのラーメン屋さん「ロックンロールワン」は何でも有名店らしく、何かの投票でグランプリを取ったらしい。
勝野さんによると、このカレー屋さんのオーナーは女性の方で、ここも有名店になる気配があるのだとか。
最後の仕上げがんばって、かっこよくおいしいカレー屋さんにしてね。


(でも、客席上部のスケルトン天井は、ちょっとケチり過ぎ? 虫が飛んだらほこりが落ちて来まっせ)
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by kobo-tan | 2012-09-10 16:13 | 製作例 | Comments(0)
2012年 09月 02日

恵みの雨となるか



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久しぶりの雨。
一時は土砂降りになった。 これでちょっと涼しくなる。

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カレー屋さんの天板の木口は、合板の積層をそのまま見せたいという設計からの指示だったので、ただでさえ予算が削られてるこの仕事、
なるべく手間をかけずに、オイルで一度拭きあげてやれば、と思っていたけど、考えてみると合板の木口はものすごく「吸い込み」が激しいので、
オイル拭き上げ程度ではそのうちにカレーのしみだらけになるなと考えて、手間はかかるがいちおう塗膜がつくラッカー塗装をしてあげることにした。

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サンディングを塗って乾かした後、240番のペーパーで研磨する。

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研ぎだした粉を吹き飛ばしてから、トップコートを塗って終了。
濡れ色がつき、かなりすべすべになってきた。

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by kobo-tan | 2012-09-02 01:25 | つぶやき | Comments(0)
2012年 09月 01日

暑い中のしごと


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カレー屋さんの内と外を仕切る、玄関枠とガラス枠。
ベイマツの45mm×125mm×2400mmを4本と、1500mmを5本。
きれいに削って、直角を出して、ガラスミゾと戸当たりミゾを掘って、仕上げます。
何度も何度も手押しカンナ盤に押し付けて、自動カンナ盤を通して厚みを出し、昇降盤で、ミゾを掘り、
超仕上げ盤でツルツルに仕上げます。何度も何度もこの重いベイマツを持っては動かし持っては動かし。

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32℃の工場の中では、Tシャツはすぐぐっしょり。 手袋もこすれてボロボロ。
回転している機械に巻き込まれると危険なので手袋はしてはいけないともいわれますが、素手でこの重い材を持ち運び続けるのも手が痛いししんどい。
細心の注意を払うことにして、手が痛いときは手袋をしてます。

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こちらは店内用の丸テーブルをくり抜いてるところ。
中心にコンパス状治具をビスで留めて、ルーターで3回ほどに分けて、10mmくらいずつ掘っていって抜きます。、
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by kobo-tan | 2012-09-01 01:23 | 製作例 | Comments(0)