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2012年 10月 27日

タンゴ・アン・スカイ


村治佳織と沖仁のデュエット ♪
後輩をさりげなくリードする、ますますお美しい村治さん。 
沖君も細かく音を刻んで応えます。
しびれるタンゴ。




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by kobo-tan | 2012-10-27 19:13 | 音楽 | Comments(0)
2012年 10月 26日

ナラテーブル 納品終わりました。






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                                                                                W2200×D1000×H700





設計:森博(森ヒロシ建築設計所)
製作:須籐健(STOK furniture) 川上秀明(工房丹)
監修:川上秀明
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by kobo-tan | 2012-10-26 11:25 | 製作例 | Comments(0)
2012年 10月 26日

シナ‐タモの壁面収納



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これはほんとに難しかった。 

その理由は、 ①左下のスペースだけが奥行きが深い。
          ②扉付き収納の左側板がオープンの箱の右側板になる。
          ③固定棚と可動棚が入り混じっている。

でもその厄介なところを解消しようとしたら、左下と左上、真ん中と扉付き、というふうに箱を4つに分割してつくるよりほかなく、
それをやったら二重のパネルだらけになってかっこわるいし、有効スペースも減る。
だから写真のように建築家の言うとおりにつくるしかないんだけど、このいちばんスマートに見えるやり方は、
ほんとうに頭と時間を使います。

そして細心の注意をして加工しないと間違えてしまいます。
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by kobo-tan | 2012-10-26 00:42 | 製作例 | Comments(0)
2012年 10月 25日

一か所だけ奥行きの深いオープン棚



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むこうに寝っ転がってるやつが上部。
これをこの上に載せなきゃなんない。
どうやる?

設計の大東さん。 はっきりいってこれ、超難しいです。
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by kobo-tan | 2012-10-25 00:11 | 製作過程 | Comments(0)
2012年 10月 24日

幸福のイメージ




あれはもう、4年前の6月のことになります。

ちょうど当時住んでいたアパートの近くによい土地が見つかって、
いま住んでいる家を建てているときで、
設計の森さんに頼んで、造り付けの家具のたくさんはいった図面を書いてもらい、
すべての家具と建具を自分でつくるんだと意気込んで、
毎日寝不足気味になりながら、一銭のお金にもならない家具を躍起になってつくっていました。

その日も夜おそく、家族はもう寝てしまって真っ暗なアパートの部屋に帰ってきて、
用意してあった夕食をかきこんで、さっさと寝てしまおうといそいで皿を洗ってる時です。
急に心臓の鼓動が不規則になりました。

自分にはもともとなにかの拍子で頻脈になる持病があって、
その頻脈はしばらく横になって安静にしていれば、必ず元の脈に戻っていたのですが、
そのときの心臓の動きは完全に不規則でリズムがばらばら、鼓動も弱くたよりなげです。
あとでわかったのですが、心房細動という不整脈でした。

夜中の2時を回っていました。
ちょっとおかしいなとは思いながら、しばらくじっとしていたり、顔を洗ったり、していました。
風呂にはいって体を温めたら元に戻るだろうと風呂にもはいりましたが治りません。

洗面所の鏡を見ながら、だんだんいやーな感じがしてきました。
そのいやーな感じは、ほんとに二度と経験したくないような、いやーな感じなんです。
その感じの中で、これが止まらなければ、自分は死ぬんだと思いました。
はじめて、そう思った後は、恐怖がやってくるのに時間はかかりませんでした。
とりあえずお金と免許証を持って家族を起こさないように部屋を出て車に飛び乗り、
藤沢市民病院の救急センターに車を駐車場へも入れずに横づけして駆け込みました。


長くなってきたのではしょります。
最初点滴で元に戻そうとしましたがだめだったので、結局、除細動器で電気ショックを心臓にかけて元に戻しました。
除細動器は、意識が覚醒しているときはショック症状を起こす危険があるので、麻酔をかける必要があり、
午前4時過ぎに看護婦さんが家族に電話をかけて家族みんなが呼び出されました。
さんざんな夜でした。


心房細動というのは人が老いてくると現れる症状で珍しいものではないのですが、
危険であることは確かで、先生の話によると、二日間放置すると血栓が脳に回って、脳梗塞を引き起こすらしい。
その夜の後、2か月かけてとりあえず必要な家の家具を全部つくり終え、新しい家に引っ越してすぐに、
横浜市大病院で心臓のカテーテル手術を受け、問題のある不整脈は完治しました。

いまはなんともありません。
心臓は健康な人でも期外収縮といって一瞬から数秒、リズムがおかしくなることがあるものですが、
そのていどのことで、不整脈になることはなくなりました。
普段はそんなこと忘れていますが、それでも自分はこころのどこかで、
あの夜の、鏡の前でやってきたあのたまらなくいやーな感じと、そのあとの恐怖とを、
忘れることができないでいるのだと思います。
あのただなかで、死ぬのはいやだと思うんです。


ひとは必ず死ぬ。
その日のことを考える。
もしかしたら堪えがたい苦痛の中にいるのかもしれないけれど、
その時自分は、自分がいなくなった後もおそらく同じようにつづいてゆくこの世界に、
しずかな気持ちでさようならが言えるだろうか。
自分がいなくなった後も生きてゆく、親しい人たちのしあわせを願いながら、行くことができるだろうか。
その日がいつ来ようとも、
それができるためには、自分の中に深い納得がなければならないような気がします。
自分がこれまで、このように生きてきたことについて、このようにしか生きてこれなかったことについて。

ひとは幸福になるために生きてゆくのだと言われます。
でも幸福ってなんなのかよくわかりません。
僕の場合は、その日が突然やってきても、なにかに感謝するようなしずかな気持ちで旅立ってゆけるように、
そういう意持ちになれる深い納得が生まれるようにいまを生きるということが、
ただひとつたしかに言える幸福というものであるようです。




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by kobo-tan | 2012-10-24 19:07 | つぶやき | Comments(0)
2012年 10月 22日

ナラ板脚テーブルの完成形



2200×1000のナラの大ダイニングテーブル、板脚部分の加工が終わり、天板とつなげます。

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板脚部分を固定する細工はすべてテーパーをつけた木栓です。
叩き込むごとに貫と板脚が密着しガタつきをなくします。

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接合部分の加工担当の須籐君の精度の高い仕事で、今回はかなり完璧な仕上がりだと思います。

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森さんの今回の設計は天板と脚の大きさのバランスが、絶妙。

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どこに坐っても、足が板脚に当たるということがありません。

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教会に置いてあってもよく似合うという感じ。
このかたちにはなぜなのか感動があります。
オイルをもう少し塗り重ねて、26日に納品予定です。
お宅に納まった写真をもう一度載せたいと思います。
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by kobo-tan | 2012-10-22 21:51 | 製作例 | Comments(0)
2012年 10月 16日

困ったこと




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ひとつの現場の家具や建具を、丸ごと引き受けてしまうと、
やらなきゃいけないことが次から次に出てきて、
家具をつくる時間がなくなってしまうのが悩みの種。

僕らの商売、家具をつくってなんぼ、であるのに、
忙しくてけっこうですねぇ、なんて言われても、
つくる時間が少なくなって仲間に応援を頼んだりしてると、
おかねはどんどん素通りしてゆく。

僕らの仕事、本を書いたりCD出したりするような、どんどん複製できる仕事ではないので、
考える頭はひとつ、動かせる手は2本しかないので、
それがつらいとこです。
つくるのに三日かかる家具は、がんばっても三日かかる。
それを一日半でやったら、それは手抜きです。
手抜きの家具は恥ずかしくてわたせないから、
なかなか借金は減りません、とほほ。
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by kobo-tan | 2012-10-16 23:35 | つぶやき | Comments(0)
2012年 10月 14日

Todo Cambia



個人的な感慨で申し訳ありません。
ある時ふと思い出したこの歌から、いま多くの方と知り合うことができたことに不思議さと、感謝の気持ちがわいてきて・・・

「Todo Cambia すべては変わる」 Mercedes Sosa
    眼に見えるものは変わる
    眼に見えない深いものも変わる
    考え方は変わる
    この世界ではすべてが変わる




山福さん、南さん訳の歌詞、拝借しました。
世の中も人生も、何が起こるかわかりませんね。


それにしても、ソーサのこの歌、
この歌詞を踊りだしたくなるような明るい曲調で歌いきるところが、
いつ聴いてもグッときます。すばらしいです!
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by kobo-tan | 2012-10-14 13:13 | つぶやき | Comments(0)
2012年 10月 14日

樹の栞 ブックカバーに変身!


少し前のことになりますが、本好きの方へ、ということで、希望される方に「樹の栞」をお送りしたところ、
グラフィックデザイナーの加藤美菜子さんから、素敵な素敵なお礼が届きました。

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樹の栞がブックカバーになっていました!

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かっこいいでしょ!

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こちらはキューブ型。
まるでモンドリアンみたい!

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お忙しいのに、3パターンも作ってくれたんです!
もったいないので机の前に貼っておこうかとも思ったんですが、
やはりこれは、樹の栞と同じように、本と一緒に使うのがいちばんだな、と。

これを巻いた文庫本の小説を読んだら、感動も2倍になりそうです。
加藤さん、ほんとうにありがとうございます!
ボロボロになるまで使わせていただきます。
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by kobo-tan | 2012-10-14 03:27 | ものがたり | Comments(0)
2012年 10月 13日

町田のカレー屋さんは無事にオープンしていた


9月の前半にがんばってつくった町田のカレー屋さんは、ちゃんとオープンしたろうかと思って、
デザイナーの勝野さんのブログから調べて、店名が「べジ・フル・スパイス」となっていることを
知り、検索したらくだんのお店のホームページにたどりついた。


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荷物置きつくったイケアの椅子も行儀よくならんでて。
これ見たらなぜかしんみりした。


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すったもんだした大カウンターテーブルも、とにかくおさまってる。
あれだけ補強を見えないところに入れて取り付けたんだから、大丈夫でしょう。
店名の「べジ」はベジタブル、「フル」はフルーツなんだって。
スタッフはみなさん女性の方みたい。働く女性を応援したいんだって。


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吊り戸棚のレッドシダーの扉もいい感じ。
引っ込み思案の息子ががんばって舞台に立ってるのを後ろの方から見てるような気分だったりして。



こちらは「べジ・フルスパイス」のホームページです。
お近くの方は、どうぞ御贔屓に。がんばってつくった家具も見てくんなまし。



おことわり)
お店のホームページと、Dolphin2さんのブログ「コナモンこんなもん」から無断で写真を拝借いたしました。
お詫びとお礼をここで述べさせていただきます。すみません、そしてありがとうございました。
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by kobo-tan | 2012-10-13 00:04 | 製作例 | Comments(0)