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2013年 05月 30日

横山浩司のフラティーノ




来月つくる予定のシェーカーテーブル(ハンコックテーブル)の参考にするために、中村好文さんの会社レミングハウスが製作した
「横山浩司のフラティーノ」というテーブル製作ドキュメントDVDを注文していたのが今日届いて、早速見てみた。

いやあ、すごい。
それに、建築士の森さんを経由して注文してくれたお客さんは、どうもこのDVDを見てる形跡がある!
こりゃ、たいへんだ。
比べられてしまうでないか!

急いで対策を考えないといけない。




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by kobo-tan | 2013-05-30 16:09 | つぶやき | Comments(0)
2013年 05月 29日

映画の魔術

きのう、ステディカム万能、みたいに書いたので、でもちょっとそうでもないんだよなあという気もして、
ステディカムを使わない、古風な古風な、映画の魔法もあることを書いておきたくなった。

ちょっと、マニアックすぎるかもしれないけど。


                ■                              ■


前一度取り上げた、ギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロスの「永遠と一日」の中の有名なシーン。

部屋のドアが開き、カメラは陽の降り注ぐベランダへ出て、広がる海と、浜辺で歌い踊る人たちを遠くながめながら、
ゆっくりと、まっすぐ前に進んでゆく。





アンゲロプロスは、可能な限りワンシーンワンカットで撮るスタイルを持っている(持っていたというべきか)映画監督だ。
観客にそれと気付かせることなく、映画の中で行われていることに立ち会わせ、なにものにも代えがたい時間を共有させる。

そのために彼はこんな手を使う。
この動画の32秒あたりからその謎解きは始まる。
アンゲロプロスがフランス語で解説しているのだけど、ぼくは仏文に入ったくせにフランス語がさっぱりわからないので、
どなたかわかる方がいたら教えてもらいたいと思うのだけど。 ステディカムという言葉も出てくるので、その撮影手法の違いなど、
面白いことを彼は絶対言ってるはずなんだけど・・・

フランス語、もっと勉強しとけばよかった。



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by kobo-tan | 2013-05-29 11:01 | 映画・ドラマ | Comments(0)
2013年 05月 28日

ER に夢中だった



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今日Facebookの友達の投稿で映画用の撮影カメラに装着して使う「ステディカム」の記事が出ていたので、
自分の知ってることを矢継ぎ早にコメントしてしまった。その中で、ステディカムを多用した作品としてまず思いだす、
しばらく前にとうとう終わってしまったアメリカのTVドラマ「ER緊急救命室」のことを書いたら、なんだか次々とその映像が思い出されてしまった。

ほとんどの方はご存知かと思うけれど、このドラマは本国アメリカで、1994年から2009年まで、日本では1996年から2011年まで15年間にわたって放送された医療ドラマで、
題材、内容、俳優、音楽、演出スタイル、スケール、製作者の志、あらゆる面においてこのドラマを超えるものはこれから先も現れないだろうとぼくは思っている、そんなTVドラマを超えたドラマである。
1st seasonから Final season まで、たぶん見逃した回はないと思う。見逃したくなかったので、おそらく全部見た、と思う。

youtubeで思い出して、また3本ばかり抜粋シーンを見た。
見たひとにはすぐわかると思うけれど、ぼくはいまだに、マーク・グリーンが亡くなった時の回を見ると涙が出てきます。
ファイナルシーズンの特別版で各俳優のインタビューがあり、グリーンの妻のエリザベス・コ―ディ役のアレックス・キングストンが、
グリーンが亡くなった時の回のことをインタビュアーに訊かれて、その話は勘弁してほしい、いまだに泣いてしまうからと、ほんとうに涙ぐんでいたのを見て、
役者がそうなんだから見てる方が泣いてしまうのは無理もないことだと思ったものでした。



グリーンの亡くなるシーンは悲しすぎるので、これを。




もうグリーンは明日からここには来ない。
カメラがいちいちグリーンの見た眼になって表現する。
その的確さがたまらない。





ほんとうに、
このドラマにはすべてがあった。





追記)
このドラマの製作者、スタッフには、このレベル、このグレードは確実にクリアしなければならないというラインがある。
だから、どのショットにも、どの画面の隅にも、どの一瞬にも意味があり、何度見ても、見飽きることがない。
このドラマに関わるスタッフ全員がその意識、そのレベルを共有している。この全員が、というところがすごい。そこにアメリカの映画界、、
ドラマ制作の世界の底力、良心を感じる。それを彼らはだれることなく、15年間継続した。これは奇跡的なことだ。
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by kobo-tan | 2013-05-28 15:54 | 映画・ドラマ | Comments(0)
2013年 05月 27日

間仕切りカウンター




土曜に無事納品が終わった間仕切りカウンター。
キッチン側はゴミ箱起きオープンスペースと抽斗。ダイニング側は炊飯器とトースターを載せるスライドテーブル。
まず二つの箱を裏表で合体。

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スライドテーブルを載せるレールは、ハーフェレダイナムーブ。左側は片開き扉を差し込む垂直収納扉の金物。

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こんなふうに
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ダイニング側。  天板は人造大理石、デュポン社のコーリアン。
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キッチン側。
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これは現場に無事納まった食器棚。
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真ん中のガラス扉、はじめは左右一枚扉でと言われたんだけど、こんなふうに4枚に分けてよかったと思う。
この方が軽く、プッシュオープンが効いてスムーズに開くし、なにより框の十字模様が美しい。
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by kobo-tan | 2013-05-27 23:59 | 製作例 | Comments(0)
2013年 05月 24日

午前2時20分





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只今、午前2時20分。
土曜日取り付けのカウンター収納、ちょっと危なくなってきたので、まだまだ作業中。

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外回りの化粧ベニヤの後貼りをやっと終わって、これから木口のオレフィンテープ貼るとこ。
速乾ボンドを乾かす間、事務部屋のパソコンの前に座る。
目を閉じると、瞬時に眠けがやってくる。
今夜は、「ほぼ徹」(ほぼ徹夜)だな。
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by kobo-tan | 2013-05-24 02:44 | つぶやき | Comments(0)
2013年 05月 22日

ビルドイン 食器棚  その2




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框扉が出来上がるとこんなふうになります。

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今回の6枚の扉すべてプッシュオープンです。

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押さえ縁にはワンポイントでメープルのキヌカ塗りしたやつを。

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抽斗の手掛け溝もちょっとしゃれてみた。これから白く塗るので養生を。

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高さ2400ありますからでっかいです。有効奥行きも450、たっぷり入ります。

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プッシュオープン扉にソフトクローズ抽斗。  機能的にもなかなか。
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by kobo-tan | 2013-05-22 23:36 | 製作例 | Comments(0)
2013年 05月 22日

ビルドイン 食器棚  その1




鎌倉のリフォームのお宅。
部屋の一角に食器棚を置くスペースがすでにしつらえてあり、そこにすっぽりはめ込むビルドイン食器棚。
建具にパナソニックの既製品を使ってあり、表面材をそれに合わせたいということでまたまた今回もオレフィン
合板となった。今年はもうこれでオレフィン家具は5台目!2月に1台目をやった時は「オレフィン久しぶり、3
年ぶりか?」と思ってたのが、こんなに。 続くときは、わけもなくつづくから不思議。 オレフィンは仕上げが難
しいのであまり歓迎ではないのだけど、まあぜいたくは言えない。

今回いちばん手間のかかるところ。 ガラス扉の框部分。
無垢家具専門の人から見ると、えっ、そんなことまでやんの?と言われそうなくらい、フラッシュの框組みは手間と時間がかかる。

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これ、細工が細かすぎてそれをいちいち説明するのも面倒なのではしょります。
まず、下地になる段欠きにしたラワンランバーの縦框横框を4枚分、各8枚を切りだし、4枚が正確に同じにな
るようにタッカーで留める。このとき、吊り元は後でスライド丁番のカップ穴を掘るので、その穴予定位置にス
チールの針が来ないように気を付ける。(これ、意識してやらないと、後で後悔する)

次にオレフィンの面材の縦・横のパーツを枚数分作り、ボンドで貼ってゆくんだけど、ウラは押さえ縁がくるの
で框の幅がその分小さく、したがって表側の横框の長さと、長さが変わってくる、この横框の長さ(表・裏2種
類)を完璧に合わせないと、下地のランバーとぴったり重ならないので、ここは時間をかけてほぼ完璧を期す。


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框に貼ってゆくのだけど、ずれたら1巻の終わりなので、絶対にずれないように両面テープを張り、

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そこにボンドを塗ってテープの保護紙をはがしオレフィンを貼って、

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ずれないように重ねてプレス。

途中ずいぶんはしょったけど、それでも説明するの大変。同業者じゃないとわからないと思います。 ゴメン。
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by kobo-tan | 2013-05-22 23:33 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 05月 15日

外務省ホームページより




昨今の、あの人やこの人の発言にはかなり憤ってます。
基本をちゃんと抑えとこうよ、ということで、
今日はFacebookに投稿した記事を再録します。

         
          ■                             ■


外務省ホームページより
「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)

少なくともこの言葉には、元陸軍軍曹、人間村山富市のこころがこもっている。

「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、
多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、
疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」

ここから、なぜ引き返そうとする?


また外務省ホームページより
「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」

「なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の
朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。」

ここまで言い切っているのに、なぜなかったことのように言うのか?
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by kobo-tan | 2013-05-15 00:32 | 社会 | Comments(0)
2013年 05月 13日

命の別名




(朝日新聞デジタルより)

長崎市長、平和宣言で批判へ NPT声明に政府賛同せず

 【斎藤靖史】長崎市の田上富久市長は11日、日本政府が核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同しなかったことについて、
平和祈念式典(8月9日)の平和宣言で批判する考えを示した。「賛同しなかった理不尽さを訴え、姿勢を改めるよう促す」と述べた。

 田上市長は11日、平和宣言起草委員会の今年度初の会合に参加。会合では、4~5月にスイス・ジュネーブであった核不拡散条約(NPT)
再検討会議の準備委員会で、政府が共同声明に賛同しなかったことに対し、委員から「被爆者の思いと努力を踏みにじるものだ」「被爆国日本が
核廃絶の妨げになっている」などの批判が相次いだ。

 会合後、田上市長は取材に対して「(賛同しないことは)『場合によっては核兵器を使っていい』というメッセージだ。被爆地、被爆国としてとるべき立場ではない」と話した。


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当然だと思います。
共同声明に不賛同を決めた政治家にあるのは、パワーポリティクスの上での整合性という「頭」だけで、「こころ」がない。
毎年一度は靖国に参りたいと言うが、どうして毎年一度は原爆ドームと長崎平和公園に参りたいと言わないのか。
命に付く名前をもし「こころ」というなら、かれらは「頭」だけでうごめく幽霊みたいなもの。
まだニッポン人にこころがあるなら、これにもう少し怒ってもいいんじゃないかと思うのです。



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by kobo-tan | 2013-05-13 21:00 | 社会 | Comments(0)
2013年 05月 13日

枯葉剤の傷跡を見つめて、




先日、フェイスブック上にノンフィクション作家の鎌田慧さんのブログにリンクした投稿があり、その記事の内容に非常なショックを受けた。それは原田和明という方が書かれた「真相 日本の枯葉剤」という本の書評だったのだが、そこには、「三井染料(のちに三井東圧化学)が戦後、米軍がベトナムの森林に散布して、壊滅的な打撃を与えた、枯葉材を生産していた事実は知られている。」と書かれていたからだ。

枯葉剤は猛毒のダイオキシンを含み、その大量散布によって、多くの奇形児や障害児を生み、またそれはベトナム戦争が終わって40年近くが経つ今日でもなお続いている。それはその容器であるドラム缶に付けられた縞の色から「エージェント・オレンジ」と呼ばれた。ぼくはこのエージェント・オレンジはてっきりアメリカの軍需産業である化学会社でつくられていたとばかり思っていた。それはほんとうに、その一部であるかもしれないけれども、日本の化学会社で作られていたのだろうか。その本はいま注文中で、手に入ったらそのあたりを自分の目で確かめてみたいと思っている。

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枯葉剤について目を開かれたのは、2年前にNHKのETV特集で放送された「枯葉剤の傷痕を見つめて  アメリカ ベトナム 次世代からの問いかけ」という番組を見てからだ。この番組は、いま、ネット上で見ることができる。 このページにある画面をクリックすると見れる。(現在再生されないと書いてあるが、見れる)番組は1時間以上あるけれども、興味のある方はぜひ見ていただきたいと思う。

ぼくはこの番組を見た後、この中に出てくる映像作家、坂田雅子さんにこんなメールを書いた。 


坂田さま

ETV特集に、言葉にならないほどの感銘を受けました。
DVDにダビングして繰り返し見ています。
この問題は、ひとつ戦争のみに起因しているのではなく、
人間の弱さや、ずるさ、愚かさのすべてがかかわって、
当事者にとってより根深く耐えがたい問題になっている。
へザーさんたち障害を持って生まれてきた方々の苦しさ辛さは、
想像することさえできないくらいです。
世の多くの人たちは忘れたがっている一方で、彼ら彼女らは、
一生この問題に直面し続けなければならない。
この世界では、悲しみだけが真実だという思いが去りません。
へザーさん坂田さんと、ベトナムの方たちとの交流は、
この深い悲しみを共有されていて胸を打ちます。美しくさえありました。
でも最も美しかったのは、重い皮膚病を病んでいるその方が、
アメリカの被害者の方たちに対して、がんばってくださいといった言葉でした。

私事になりますが、わたしは熊本県の水俣市の出身で、
故郷水俣も、公害という深く大きな問題を半世紀以上もかかえてきました。
そしてこの枯葉剤が引き起こした問題が、水俣で起こったことと重なるところが多いと思いました。
差別ということもあります。
どちらも実に多くのことを考えさせるし、ひとがためされているのだと感じます。

坂田さんの生き方にも感銘を受けました。
へザーさんと坂田さんの出会いは、へザーさんにとっても、彼女の手紙が語っているように、
深い意味のあることだったろうと思います。
坂田さんたちの活動を、こちらは日々の生活に追われなにもできませんが、
こころから応援したいと思います。
障碍をもった方たちに少しでもよろこびが増えますように、願ってやみません。


これに、坂田さんからすぐに丁寧な返信をいただいた。


川上さま

「希望の種」奨学金へのご協力ありがとうございます。
まだ、小さな一歩を踏み出したばかりですが、
徐々に確実な歩みにしていきたいと思います。
活動の様子はホームページで紹介してまいります。これからもどうぞよろしくお願いします。
皆様の志がベトナムの子供たちに届くよう微力ながら努力してまいります。

ETV特集をこのように見てくださる方がいることに大変励まされます。
枯れ葉剤の問題は水俣、そしてその他のいろいろな問題と根を一にしていると思います.
その根源的なところを見据えていくよう努力したいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

坂田雅子



坂田さんは「希望の種奨学金」という基金を立ち上げ、ベトナムで障害に苦しむ子供たちを支援しておられる。
坂田さんの枯葉剤を追った2本目の作品「沈黙の春を生きて」は、昨年の文化庁優秀映画賞、文化映画ベストワンなど多くの賞を受賞した。坂田さんは、ご主人のグレッグさんを失くされてから枯葉剤について取材をはじめ、それを映像で発表するためにそれから映画製作を学ばれたという。このかたの志、生き方をぼくはこころから凄いと思っている。
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by kobo-tan | 2013-05-13 03:19 | 社会 | Comments(4)