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2013年 06月 30日

キッチンカウンター下台収納

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ちょっと前後しますが・・・・
キッチンカウンターの下台(コンロ台収納、シンク台、ダイニング側カウンター下収納)、そのジョイントに3台を一気にかかります。
小型でも3台となるとパネルの数も多い。 バカ棒で頭ん中を整理して、集中して間違えないように進めます。

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でもひとつだけ間違えてしまった。
プッシュオープン扉を閉めるためのくわがた型ラッチを、留める位置に芯がなかった。
間違えた理由はわかっています。このプッシュオープン+くわがたラッチはこれまでほとんどかぶせ扉にしか使っていなかった。
かぶせ扉の場合、このラッチのためにわざわざ芯を入れる必要はないんだけど、今回は地板のみかぶせで、側と上はインセットでありました。
扉が上板の下に潜ると、扉の厚み分ラッチを下げなきゃならないからね!

リカバリーは・・・
ラッチでほぼかくれる必要最小限の穴を開け、ビス位置に芯があるように、芯のコマ切れをボンドを付けながら差し込んでふたをする。
これしかありません。
ポリ板の厚みは4ミリだから(ビスも効くだろう)なんて逃げちゃいけません。最初は効いてるように思えても、これ、何度も何度も開くたび閉じるたびに押されるところです。
そのうちにふがふががくがくになるのは必至ですもんね。

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手伝いに来てくれた工房 蔵ー樹の神崎君に、詳細な穴位置を書いてパネルを渡し、

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五つの芯コマ切れをパズルみたいに差し込んでもらいました。
同じ厚みの芯なのでこれが実はたいへんなのです。神崎君、感謝。

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3台の中でいちばん大変だったのがこれ、コンロ台の抽斗収納。
右が通常の三段引き抽斗。真ん中がハーフェレ・ノヴァプロ。左が薄型ストッカーのハーフェレ・ベースユニット。
抽斗レールはどの段階で取り付けるかを常に考えとかないと、後で大変な思いをすることになる。
この場合、中方立ての2枚につくレールは先に取り付けてから組むことにした。すると今度は重くて組むのがたいへん。

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ノヴァプロの抽斗の先板は、ガスコンロの配管をかわすために四角くくり抜き。

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ノヴァプロの前板の取り付け。 深さもあるのでレ―リングは2本。

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こうなります。

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奥行きが深すぎると引き出したときに邪魔だから、抽斗奥行きは450~500mmもあればいいんじゃないでしょうかと、設計の小森さんに進言しましたが、
抽斗は大きいほど使い甲斐があるというこれまでのお客さんの意見もあり、せっかくの注文製作なので仕込める最大のものを、との要望があり、
三段引き・ノヴァプロともに最大の600mmレールを使いました。
収納力ハンパじゃない!

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今回初めて使ったハーフェレ・ベースユニット。
取り付けてしまえば、前板の調整幅もしっかりあって、ソフトクローズだし、それほど高くないし、(この手の金物、2万や3万はざら。これはそんなにしなかった)
なかなか使えると思うけれど、取り付けはけっこう面倒でした。
ちなみに、同梱の取り付け説明書の中の前板の取り付け方法の数字に2か所まちがいがあるので、
取説通りに前板を取り付けて本体をレールに載せるよりも、まず本体を仕込んでみてそれに前板を当てがって確認した方がいい。
見当違いのビス穴を開けないためにも、はじめての、特に込み入った金物は、まず現物合わせでいきましょう。
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by kobo-tan | 2013-06-30 02:41 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 06月 30日

板接ぎ




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来週納品のハンコックテーブルの天板を接ぎます。
1800×900. ナラ板目3枚接ぎ。

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オーシカPIボンド。
木工屋御用達、超耐水性。 2液性で混ぜた瞬間から硬化がはじまる。
よって作業時間は15分厳守と謳ってあります。
よって混ぜるまで決心が要ります。

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ビスケットの加工をして、

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材を所定の位置に置いて、

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天板の大きさに合わせてクランプをベスト位置に配置。

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さあ、混ぜました!


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1、2枚目は両面塗りしましたが、3枚目は時間が迫ったのとすでに横たえた材への塗りにくさから片面塗り。
幸い、ビスケット穴を合わせ、すべてのクランプを回し終えると、隙間なくピッチリと見た目はつきました。
さあ、一晩寝かせて、明日はビシッとついていますように。
お願いしますよっ!
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by kobo-tan | 2013-06-30 01:17 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 06月 28日

シナウエルトソー + オイル1回塗り仕上げ




来週取り付けのキッチン家具。
シナウエルトソー合板の上にクリアオイルを1回塗って仕上げる仕様。
工場の水銀灯では黄緑色に強調されて見えるので、シャッターを開けて自然光で。

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キッチンバック収納。
抽斗6杯と扉3枚。 このうえに人大(人造大理石)が載る。

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その上の吊り戸棚。今置いてあるのは上下逆さ。
耐震機能も兼ねるレバーラッチを使用。

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メインのキッチンカウンターのリビング側に来るカウンター下収納。


あと残りもう少し。
手伝いに来てくれている神崎君(ツカサくん)と鋭意製作中。
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by kobo-tan | 2013-06-28 10:09 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 06月 26日

セーラーの万年筆




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抽斗の中から、使い捨てのやつじゃない、先のネジをまわして吸い上げる式のインクカートリッジが出てきた。


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20年くらい前に買ったセーラーの万年筆。
オールドファッションな蓋をまわして取るタイプ。
ずっと使ってなかったけど、また使ってやろうと思って―――


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ペリカンのインクを買った。


で、インクを吸い上げてしっかり仕込んでおいたのを今日書いてみたら書けない。
ペン先までのインクの経路のどこかで昔のインクが固まっているにちがいない。


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ペン先を水に漬けて、固まったインクを溶かします。


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一晩そこでおやすみなさい。
詰まってたものを取り去って、またスラスラ書けるようになりなさい。
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by kobo-tan | 2013-06-26 01:14 | つぶやき | Comments(0)
2013年 06月 24日

ウォールナットの下足入れ



キッチン家具で手いっぱいだったので仲間の須籐君に作ってもらったウォールナットの下足入れ。
まだ塗装前です。
これにオイル塗装したら塗れ色・ツヤが増してかっこよくなるだろうなあ。

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脚はウォールナットの無垢でかわいい。ちょっとミッドセンチュリーふう。

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手掛け

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天板

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正面の表情

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上の壁にこんな小箱がつく。

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中が白いのは仮に入れてあるポリ板。
実際にはステンドグラスが入ります。
小箱に合う、26カップのスライド丁番

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框の組み方は違い胴付き

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框扉の表情

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なかなかうまくできてます。
製作者、Stok furniture(ストックファニチュア)の須籐健です。

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by kobo-tan | 2013-06-24 12:17 | 製作例 | Comments(0)
2013年 06月 23日

木口にテープを貼る




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本体が組みあがったら、フラッシュ家具の永遠の課題、木口処理です。
芯材と化粧材の断面を隠すために無垢板とかメラミンとか、テープを貼らなければなりません。

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これを組む前に貼るか、組んだ後に貼るかは、ま、要は作り手の好みと判断なんですが、
この下台の場合も、中の方の棚口が幅があり、それに上の束、下の束がぶつかるので、
中の方はやはり組む前に貼っておいたほうがよく、外回りは後貼りもあったので組んだ後に貼ろうと思ったわけで、
ま、後はその時の気分です。
今回は化粧材がシナウエルトソー合板なので、「パール塗装シナ」というあっさり下塗りをしてある突き板テープを貼ります。

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速乾ボンドで貼るのですが、梅雨のこの時期は湿度が高いので、塗ったあとで、俗に言う「かぶる」という現象が起きて接着が悪くなります。
塗装で言う「白化現象」で、ボンドや塗料に水蒸気が付着して付きが悪くなるので、ドライヤーで乾かします。

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さて貼ろうか、となったらその前にとりあえず貼る面をなでてみる。
特にテープなどは、接着面に小さなゴミや切り屑、ハケの毛などが残ってるとそこだけポコッと膨らんでどうにもかっこわるい。
だから速乾仕事の時は、ぼくは貼る前に必ず掌でなでてみます。
小さなゴミがくっついていたら、カッターの先で取り除きます。

静岡の修業時代にはよく社長から、「なでてたって家具はできないぞ」とよくしかられましたが、
ぼくは失敗して後悔するのは嫌なので、やっぱりなでます。




あ、あとですね、ここに抽斗のスライドレールが先に仕込んであるのはですね、
これを組んだ後に背板も取り付けた後にこの狭いスペースに手とインパクトドライバーをつっ込んで取り付けるのはものすごくたいへんなんです。
それで組む前とか組んでる途中とかの取り付けやすい時に付けちゃうわけ。
でもつけちゃった後でその前の木口にきれいにテープを貼るのはこれも難しいので、
それもあって先にテープを貼ってあるというわけ。
ものにはいちばんよい順番というのがありまして、それを間違えないようにして進めるのが、
なにごともうまくいくということです。
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by kobo-tan | 2013-06-23 15:10 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 06月 23日

ベニヤの後貼り 


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吊り戸棚って上に吊るので、家具の下端が見えてきます。
そしてたいていの場合、どちらか片方の側も見えます。
なので普通は組んだ後に、下端と側に来るベニヤを、その先を留め(45度)に切っておいて、
留め先がピッタリくっつくように速乾ボンドで後貼り(あとばり)します。


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まず長い下端の方から、留め先がピッタリ重なる位置に、留めのサンプルで合わせながら貼ります。


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細い桟を置いた上に載せて、慎重に位置を合わせながら貼ります。


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貼ったら、先の部分に補強の白ボンドを付けてもう一枚を貼る。


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少しボケてますが、慎重にペーパーで面を取ってできあがりです。
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by kobo-tan | 2013-06-23 04:36 | 製作過程 | Comments(0)
2013年 06月 22日

勉強してた




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見積りをやっていて、参考のために以前の見積り帳を引っ張り出してたら、16年前のノートが出てきた。

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平塚職業訓練校の、この辺は勉強しはじめの頃だからまじめに書いてる。
いま助け合いながら仕事している遊木工舎の下司さんが先生時代の最後の年で、
下司さんが板書したこと、しゃべったことの要点を見逃すまい、聴き逃すまいとけっこう一生懸命だったみたい。
ひさしぶりにこういうの開くとおもしろい。
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by kobo-tan | 2013-06-22 18:57 | ものがたり | Comments(0)
2013年 06月 20日

国民投票を使わなきゃならないことは、



どうも最近憤ることが多くて…
きょうはそんな社会について。


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バカみたいな高い支持率を維持している(ホンマかいな?)政権を見てると、こりゃひょっとすると、憲法改正
(改悪)まで行ってしまいそうな気配も出てきて、そうなると国民投票、われらの直接の意思表示という儀に
相成るわけですが、ちょっと待ってください。この国民投票、改憲などより先に、使うべき大問題があったのじゃ
なかったでしたっけ?

そうです、原発をどうするか、ってこと。


外国ではよく聞くけど、この、国民投票、ってやつ、やったことありましたっけ?この国で。 …いやぁ、記憶にないなぁ。


原発、誰に聞いても、テレビでもラジオでも新聞でも、みんな、もうやめようよって言ってます。
なんか以前の世論調査では、国民の8割だか9割だかは原発廃止を支持してると言ってました。
去年は、反原発デモも何万人という人たちが繰り出してあんなに盛り上がった。

でもどうしてですか?世の中の流れはそうはなってなくて、むしろ反対の方へ進んでいこうとしています。
どう考えてもおかしいことです。

政治家を責めるのも、どうでしょうか。政治家は、なんというか鏡に映った僕らの姿であって、いまの政治家は
ダメだって言うの、簡単だけど、それはやっぱり、そのままわれわれ自身がダメだって言ってることと同じじゃないかって、
ぼくらに緊張感がないと、やっぱり政治家も甘く見て、緊張感がなくなってどんどんダメな方へ行ってしまう。

今の政治が「原発再稼働」のほうへ進んでいってるのは、電力会社とか、その労組とか、大企業とか、自治体とか
そういう強い勢力があるということもあるけど、いちばん大きいのは、ぼくらの、日本人の無意識がそれを容認してるから。
これまで突き進めてきた流れに逆らって「原発をやめる」ことを怖がってるからでしょう。

完全に「原発やめるぞ!」って世の中がなったら、どういう混乱が起きるかわからない。
電力会社はつぶれるかもしれない。銀行も潰れるかもしれない。ほかの大企業だって潰れるかもしれない。
物価は上がるだろう。多くの人が職を失うだろう。また、送電の制限がはじまるかもしれない。
莫大な廃炉費用に加えて、不良資産不良債権だらけで、日本経済はどうなるのか、国債は暴落しないのか。
みんなそれを怖がってる。

原発も怖いけれど、千年に一度っていう地震はこないだ来たじゃないか。
あれから安全基準を上げて防災対策やってるわけだし、とりあえずは動かしても大丈夫なんじゃないの?
やめると決めて、経済めちゃくちゃになって、仕事なくなる方が怖いよ  …なんて。


でもこれまで、福島第一原発の事故があったために、いったい何兆円のお金が使われたのでしょう。
あの周りには、行方不明になられた方、いまだに遺体の見つかってない方々の亡骸が、慰霊すらされずに残されている。
何十年もかけて莫大な費用を投入しても、いまだに核の廃棄物をどうすればいいのかさえわからないのです。
未来の子供たちは、核の廃棄物の山に囲まれて、怯えながら暮らさなければならないというのに。


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このままずるずると行ってしまったら、
ぼくらはダメになると、思うんですよね。
選挙の投票率は半分を切る。住民投票があっても投票率30%台で開票もされない。
いったいこの選挙権というやつを明治以来勝ちとるために、どれだけの血が流されてきたんでしょう。
昨今、特に若い人たちは、行っても行かなくてもおんなじ、と思うのか、投票所でもあまり見かけません。
すべてを、他人任せにして、何か事が起こったら、誰それの責任を追及するのでしょうか。
国が悪い、東電が悪い、どこどこが悪い、誰それが悪い、って。

でもそれはちがうんじゃないか、って。
そういう機会も方法も持ってるにもかかわらず、ぼくたちは何ひとつ大切なことを自分たちで決めようとしてこなかったじゃないか、って。


日本人も、やるときはやる。
未来にかかわる大事なことは、権力を持ってる人、お金を持ってる人のいいなりにならないで、直接自分たちで決めるんだ。
そしてみんなで納得するまでやる。それらの結果に責任を持つ。

原発を、なぜ国民投票にかけないのかって、ずっと思っていました。
そしてこういう活動をやってる人たちがいるということを知りました。




ぼくはこの運動を応援します。
原発の国民投票が行われたら、
それがぼくらの声によって、働きかけによって実現したら、
ぼくらとこの国は、少し変わるような気がします。

そう思われる方は、どうぞバナーをクリックしてください。
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by kobo-tan | 2013-06-20 19:20 | 社会 | Comments(0)
2013年 06月 19日

若弾きのBach





グールドを聴きながら仕事してます。



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こんなものを買ってしまったので・・・・





仕事する時は、若い時の、パルティ―タとか平均律とかがいいみたいです。
若い時のは、ひとり部屋の中でただひたすら無心に弾いてる感じがあっていいんです。
ずっとかけてると、だんだん仕事にも集中してくる気がします。




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by kobo-tan | 2013-06-19 14:05 | 音楽 | Comments(0)