つくりものがたり

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2014年 08月 21日

漆黒のレジカウンター




先日、原木さんに塗装をお願いしてあったレジカウンターが完成した。
まさに漆黒のレジカウンター。


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従業員さん側のオープン棚、引き出し等は黒艶消しのポリ板。レジ台部分は黒メラミン。
右の袖が後方に700mm以上伸びている。

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鍵付き抽斗の内部も黒。

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手掛け部分は、V字。

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最下段に2枚のスライドテーブル。

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丸溝の手掛け。

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by kobo-tan | 2014-08-21 23:22 | 製作例 | Comments(0)
2014年 08月 19日

清く正しく美しく



いろんなものを見たり、いろんな話を聞いたりしても、そんなことあるかよ、とつい思ってしまう猜疑心旺盛な人間なんですけれど、
そんな疑り深い邪(よこしま)なこころがふっと消えて、どんどん自分の中に言葉や音やイメージが入ってくる時もあって、
そういう時は今目にしている、耳にしているそれと自分が一体になるような感じがして、幸福感に包まれてしまいます。

この曲は知らなかったのですけど、今年の春ごろyoutubeで見つけて、最初タイトルがあまりにベタなのでなかなかクリックしなかったんだけど、
聴いてみっか、とクリックして玉置さんの歌がはじまってしばらくするうちにその状態になった。
「悪いものなんてない  悪いものなんてない  この世にあるのはいいものばかりに決まってる」のところではもうボロボロ泣いてたような気がします。
手を抜くということが生来的にできない、いつも全力の玉置さんの歌と、杉並児童合唱団のコーラスが融け合って、素晴らしかった。
そして一つ言えることは、この歌は玉置浩二しか歌えないということ。ほかの人ではどうしても嘘を感じてしまう。玉置浩二だからこそ歌える歌なのでありました。



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by kobo-tan | 2014-08-19 23:53 | 音楽 | Comments(0)
2014年 08月 19日

難易度高いレジカウンターでくたくた



持つべきものは友でありまして、消費増税でアベノミクス失速の煽りか7月からこっち仕事がまったくさびしいことになっていて、
ああこのままではどうしようと鬱になりかけていたときに、訓練校の同級生が遥か遠い長野から、一台やってほしいのがあるんだけどと、
電話くれたので一も二もなく飛び付きました。

電話くれたのが8日。
8日の午後、ファックスしてくれた図面見て、なんだか厄介そうな代物でしかも着色塗装してくれとのことなので、塗装にかかる日数も考えて早めに仕上げなければならない。
一抹の不安を抱きつつ検討に入り、材料屋のお盆休み直前だったので慌てて注文して材料がそろったのが12日。最後の出来上がりの頭の中のイメージはまだ不確定要素があったけど、
間に合わなくなるのでわかるところから始めるしかないと。

レジカウンターですからお客さんに見える正面顔の面と、従業員さん側の棚やら抽斗やら機能的にできてる反対側の面がある。
今回のものはやっかいなことに周囲4面全てが見えるアイランド型で、お客さんに見える方の3面のデコレーションがはんぱない。
しかも、片方の側板が後方へずずーっと伸びておりまして、表のデコレーションの関係で、たとえばカチットを使って後付け、などという単純化ができない。


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とりあえずわかるところから始めようと従業員側の作りからまとめていくわけですけど、変形ものはつくりにくくて大変です。


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表はこんな感じ。これが17日の日曜の夕方くらい。
で結局どうなったかと言うと、16日の土曜と、17日日曜の晩が徹夜。また二徹でした。その前から深夜2時3時までやってるんだけど、
18日には塗装の原木さんに入れないと危ないということだったので(納期に間に合うか)、結局二日は寝ないでやらないと間に合わなかった。


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こんな感じのレジカウンターです。
塗装で、これがほとんど真っ黒になっちゃいます。
塗装の原木さんところは2階なので階段では無理で、はじめてクレーンを使ってあげてもらいました。
今度できたときに、傷つけないようにうまく下せるかどうか、最後まで気の抜けないレジカウンターです。
塗装上がりにうまく下せて問題なく工場へ運びこめた節は完成品をまたアップしたいと思います。
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by kobo-tan | 2014-08-19 18:48 | 製作過程 | Comments(0)
2014年 08月 12日

水銀灯




工場の照明、水銀灯4灯のうち2灯が切れてしまったので、電気屋さんに来ていただいて交換してもらいました。

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工場の天井高は6m近くあります。
ぼくも、エアのコードリールを天井の鉄骨に取り付けたことがあるので、この作業がいかに命がけか承知しています。
しかし若い電気屋さんは、しっかりした2段梯子を使ってよどみなくはずしては付け、はずしては付けを繰り返している。
さすがです。頼んでよかった。

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こんなです。

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こんなですよ!


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これが300Wの水銀灯。高いです。でも約10年持ちました。時間にして、3万時間は超えてると思う。
300Wだから4灯で1.2KWh。電気代にして、1時間当たり、24円から36円くらい。(使用量によって3段階の計算があるため)
まあ、蛍光灯よりは高いけど、明るいし、一度換えれば10年世話なし。けっこう優れモノのような気もする。
生き残っていた2灯も切れるのは時間の問題なので、いっきに4発すべて交換でしめて税込¥26.784-。


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あー、久しぶりの4灯揃い踏み。明るい!
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by kobo-tan | 2014-08-12 15:35 | minimal thing | Comments(0)
2014年 08月 11日

ランドセル置き兼引出し



ブログをさぼってたときに撮りためてた写真から少し。FBではちょこっと紹介したんですけど。
今年小学校に上がった三女が使うランドセル置き。注文ではなく自分のうち用です。

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脚はなめらかに動くウレタンキャスターで移動は自由自在。
もっとも、引出しを開けるときもいちいち動くので動き過ぎかも。

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ここにすっぽりランドセルが納まるんです。

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キャスターつけて移動自在なのでもちろん裏も仕上げますよ。
キャスター付きで裏を仕上げないなんてそりゃありえません。裏見えたときに哀しいじゃないですか。


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いつものように夜中に帰って、これをそうっと持ち上げて階段上がって、机の下に置いときました。もちろん子供らは寝ています。
朝になって小1の娘が発見して、「あー! いつのまにー」っていう声が聞こえてきました。

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いちばん右が長女の。桃子でピンク。真中が次女。百合子で黄色。三女は聡子で、水色。
三人それぞれのカラーをなんとなく決めていて、これで三色揃いました。小学一年になったらつくるという約束、果たせました。
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by kobo-tan | 2014-08-11 19:37 | 製作例 | Comments(0)
2014年 08月 10日

お客様からのメッセージ



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ブログ掲載をお知らせしたところ、スピーカーをお使いくださっているNさんから、うれしいメールをいただきました。
Nさんに了承を得ましたので、そのメッセージの全文を掲載させていただきます。
スピーカーというのはぼくらにとっては特殊なつくりもので、きれいにできたとしても、
実際にお客様に音を確認していただくまでは、うまくいったかどうかわかりません。
こんなメールをいただくと、ほんとうに、ほっと肩の荷が下ります。ありがたいことです。


川上さま

おはようございます。

セットしましたフロントホーンですが、すばらしい音で鳴っています。

音というより、風と言ったほうが正しい気がします。

元々、別の箱を上に載せて、ダブルでウーファーを鳴らしていましたので、箱のみの交換ですので、セットには苦労しませんでした。

一番の変化は、ウーファーの音の抜けが良くなり、中音、高音がよく聞こえるようになった事です。

やっと、低音、中音、高音のスピードや、音圧バランスがとれて、まるでフルレンジ1発で鳴らしているように聞こえます。

見た目も綺麗な箱ですが、出てくる音も、清流のように透明感があります。

1発で鳴らすよりも、上下、2発で鳴らしたほうが、低音が聞こえなくなり、中音、高音が聞こえるようになるのが不思議です。

フロントホーンですので、私のように、後面と側面にピッタリくっつけても、音がこもりません。

箱の幅もそれほど大きくないので、セットしやすいと思います。部屋は10畳もあれば十分だと思います。

狭い日本の住宅事情で、抜けの良い低音をならすのに、これ以上の箱はないかもしれません。

製作するのは大変でしょうが、もっと広まるべきではないでしょうか。

S. N.

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by kobo-tan | 2014-08-10 14:25 | つぶやき | Comments(0)
2014年 08月 09日

久々のフロントロードスピーカー




ご無沙汰してしまいました。久しぶりの更新です。
今週、ようやく完成したフロントロードスピーカーを、注文主のNさんが取りに来てくださいました。

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中央が注文主のNさん。左はビンテージオーディオ工房「アールアール」の大沢さん。
Nさんは以前つくった同じスピーカーをオークション経路で手にされ、音がいたく気に入られたようで、もう1ペアつなげて聴きたいと注文くださったのでした。
地下室のオーディオルームで、耳鳴りがするほどの大音量でなんとクイーンなんかを聴いているとのこと。設置したら写真でも送ってくださいねとお願いしたら、
さっそく送ってくださったのです。

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黒や焦げ茶が基調のオーディオ機器のなかにあっては、このスピーカー、やはり家具調で異色ですなあ。
このスピーカーを「スピーカーの中のF1です」とまで褒めてくださったNさん。本当にありがとうございました。


今回は6年ぶりとあって、以前続けてつくっていたころは1ペア一週間ほどでつくっていたものを、他の仕事に煩わせられない期間に、
慎重に慎重を期して、延べ約三週間もかけてつくったのでした。
外見はもちろんのこと、最優先は音質ですから、どこもかしこも少しのビビり音もでないように、接着箇所はピッタリがっちりくっつけて、寸分の狂いも出ないようにと神経を使ったのです。

製作の要所要所で撮った写真があるので、少し振り返っておきたいと思います。
設計の要である音洞の細かい角度や長さなど、設計の大沢さん的にはシークレットの部分もあると思いますけど、
写真ではそれはわからないと思います。基本構造自体はオーディオの世界ではよく知られていることと思うので、要はそれをどう一つの箱の中に組み込んでまとめるか、
自作のスピーカーなどをつくられるようなオーディオファンの方には参考になるかもしれませんが、どうでしょうか、
自分で言うのもなんですが、これはそうそうマネできることではないと思います。そのくらい手間がかかって、最後は勘とコツの世界なんです。


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メープルの枠の部分の木取りです。1ペアでこの分量。
このメープルを使って、まず側板部分4枚を、木工でおなじみの框づくりでつくります。
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スピーカー正面と、音洞の奥のなだらかなアールは、15mm厚の堅いロシアンバーチ合板の裏に、均等にたくさんの溝を掘ることによってできます。

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横切り盤という電動丸ノコ機械の材料を固定する定規に、9mmの厚みのベニヤの駒をたくさん重ねながら切ることによってできます。

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こんな具合に切れてゆくのです。

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切っている間じゅう、こまかい木の粉が舞って、切り終わる頃にはまわりの機械の上は粉雪のように積もった木の粉でいっぱい。


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正面のアール部分をつくります。

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角の部分にはメープルの角材を埋め込んで丸く削り出します。ほとんど鉋による手作業。メープルは堅い木ですから大変です。

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こんなふうにして形になります。

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ようやく形になりました。が、まだ工程は半分です。



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背面の小さなアールの製作。これは難易度高いです。
天板と背板をがっちり留めることによってなめらかな音洞をつくります。

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こんな感じになります。



スピーカーを取り付ける心臓部。
実はここが最も勘とコツの部分。それを思い出すのに苦労しました。うまくいかないと音質にもろに影響が出るところですから。
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試行錯誤しながらなんとかできました。

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塗装屋さんの原木さんに半艶クリアウレタンで塗装してもらってようやく完成です。
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by kobo-tan | 2014-08-09 19:45 | 製作過程 | Comments(0)