2010年 06月 22日
子供エリアの本棚と長机 リビングとのしきりがガラスなのでよく見えます。 机は左から4等分して、それぞれサト(3歳)・ユリ(小2)・モモ(小4)・妻の持ち場になっています。 上の本棚もほぼ4人で分け合っています。 本棚と机の抽斗は、シナウェル塗装合板のオスモクリアオイル仕上げ。 前見付けやコグチはメープルの3mmムクを貼っています。 本棚は全体の圧迫感を抑えるために、背板だけ白の着色をしています。 本やモノをいっぱい入れるとかなりの部分見えなくなるので、森さんには、なんでそんな面倒なことするのと言われましたが、ぼくはコレかなり効果あると思っているんです。 ウチは壁が白なので、背板を白くすると壁と同化して見えるんです。 背板の存在がなくなって、かべにじかに棚板がついてるような感じに見えて、 本棚の塊としての圧迫感がうすれて、軽みが出ます。 これは本のすき間からちょこっと白く見えるだけでも効果はあります。 ヌケがいいんですよ。 リビングの本棚も同じやり方です。 机は幅が3m60cmあるのでムクはあきらめ、ナラの集成材にしました。 かどにくっついている白いヤツは、3歳のサトに抽斗の中をひっかきまわされないようにつけた防護策なのです。 いちばん上の収納の引戸は、和紙で貼りぐるみました。 この和紙は、東京・千石にある紙舗 直という専門店のオリジナルのものを買ってきました。 ここにはちょっと色があったほうがいいなあと思ってつくったのです。 おまけのランドセル置き サトのは小学校の入学祝いでつくります。 #
by kobo-tan
| 2010-06-22 21:46
| 森博さんとの仕事
2010年 06月 22日
NHK BS2で深夜、先週から今週にわたり、巨匠ベルイマンの映画を放送しています。 今晩は、名作「野いちご」。 未見のかたはぜひこの機会に。 ホンモノの映画を味わってください。 #
by kobo-tan
| 2010-06-22 11:24
| ものがたり
2010年 06月 22日
6月18日金曜日の朝日の朝刊に載っていた記事です。 記事の冒頭・・・ 『婚活市場が活気を帯びるなか、東京都港区の南青山に「結婚予備校」が開校した。 服の選び方や髪形、メーク法のほか、デートの授業も。お付き合いの「相手役」がレストランに登場し、会話のやりとりなどが点数化される。 結婚シーズンを迎え、公務員や医師、会社員ら30人以上の「生徒」が学んでいる。』 ということなのだそうです。 レストランの個室での模擬デート・・・ 『男性は「何か飲みますか」と尋ね、女性は「紅茶を頂けますか」と答える。・・ 2人は、お互いの仕事やカラオケなどの趣味、好きな食べ物の話を交わし、リラックスした雰囲気に。女性はさりげなく、男性の家族構成を聞く。男性はあまり冗舌ではなく、時に押し黙ることも。 30分ほどたった時、2人の席の近くにいた女性が「はい、どうも」と声をかけ、デートは終了。この女性は、校長の佐竹悦子さん。「会釈しながら入ってきた方が良いですね。相手の仕事のことをあまり聞かなかったけど、もう少し尋ねた方がいいかもしれない。」と助言した。・・・ 相手役の男の人はこの予備校の講師で、突然わざと黙ることで、女性がこの場をどう繕うのかを試してみたのだそう。 そしてとうぜん学校なので、笑顔や目線など16の項目でチェックされ、それぞれ5段階で評価、80点が満点で、70点が平均点だというのです。 世の多くの方々はこの記事をまあこんな時代だこんなこともあろうとスンナリ受け入れられたのでしょうか。 ぼくは少し呆然としました。 ショックを受けました。 「生徒」さんたちは本気なのだろうか。 いやいや「生徒」さんたちは忙しい。忙しすぎて、いい相手と出会う機会もほとんどないし、友人知人に相談する暇もない。でも「予備校」に通う暇はあるのか。そもそも、友人知人がいないのか。 「生徒」さんたちにとっては切実なことですから、「生徒」さんの身になって考えてみようとしましたがムリでした。 30人以上の「生徒」さんたち、本気ですか? 本気でこんなこと「勉強」して、「デートのしかた」に上達して、彼や彼女の心を射止めて、「結婚」まで至ろうとおもっているんですか? あなたが孤独なのはわかります。 わたしも誰それのように幸せになりたい、わたしが結婚できないなど不当であると思うのもわかる。 でもあなたは「結婚」まで至る過程を金で買おうとしています。 好きなひとに会ったら何を話そう。 あのひとの顔をちゃんと見れるかな。 まずこの話して次この話して、あ、あのことはまだ言わないどこう。 ペラペラしゃべらない方がいいのかな。 想像力の渦巻く時。あらんかぎり思考をフル回転させて、いざ緊張の場へ赴いて・・・ 2人のこころが寄り添って、うまくいったらいいけれど、 そんなにうまくいくもんじゃない。 最初からうまくいくほうがうそっぽい。 ああなぜうまく話せないんだろう あのひとはどう思ったかしら どうして気まずい雰囲気になってしまうの ああわたしってどうしてこうなの いいんです。 それでいいんです。 それがあなたなのだから。 そうやってあなたは、あなたに出会う。 あなたがあなたに出会う場に、そのひとは立ち会う。 とり繕っているひまなどないのじゃありませんか。 それでもあなたは「効率」が欲しいのでしょうか。 お金で「効率」を買うんですか。 人生の中でもっとも貴重な時間を、お金で取引するのでしょうか。 先生の教えに従って、うまくいかなかったら先生を恨むんですか。 どうしてこんなところにまでお金がはいりこんでしまうのだろう。 何でも売り物になる時代だから、少しでも市場があるとみれば動くひとがいる世の中。 そして、あ、こんなのも買えるんだ助かる助かるなんて言いながらお金を出す人たち。 ちょ、ちょっと待って、って言いたくなりませんか。 愛されたいのなら、まず愛さないと。 愛されない苦しみから逃れる方法はただひとつ、愛することしかないのですから。 そして愛は取り引きではないんだから、 見返りなんて期待しちゃいけないんですから。 ニンゲンすべからく覚悟がだいじだとおもいます。 もう、煮て食うなり焼いて食うなり、なんとでもしてくれ。 それでうまくいかないのなら、うまくいかないほうがいいんです。 そしてそれがあなたのものがたりなのです。 #
by kobo-tan
| 2010-06-22 00:11
| ものがたり
2010年 06月 18日
これからポリ板とメラミンでこれを貼りぐるんでいきます。 まず、外側から。 作業がしやすいように、傷つけないよう気をつけながら起こします。 まず真ん中のポリ板から。 キレイに仕上げるためにはおのずから順番があるのです。 左右の端は22.5°に切ってあります。反対側に角度付きの端材をつきつけながら慎重に貼ってゆく。 こちらはお客さん側=見せ場ですから、とくに慎重にやります。 このへんがキタナイと全体の価値がさがります。 こんなふうにできてきました。 天板の裏にも、テーパーをつけて切ったランバーにメラミンを貼ったパーツを取りつけます。 寄ると多少アラはありますがまあ、ウラなので・・ いいんです。 内側のコグチにメラミンを貼ってゆきます。 まず、やっかいな角度付きのところから。 はばを合わせ、面も取ったメラミンを先に作っておいて、貼ってゆきます。 内側のメラミンを貼り終えました。 今度は外側。 頂点にあたるところのメラミンの端はこれも22.5°の角度をつけて、1.2mmの厚みが見えないようにぴったりと貼ってゆきます。 速乾ボンドを早く乾かしたいときはドライヤー。 最後に天板のメラミンを貼って完成です。 正面はこんな感じ。 工作の時間でした。 #
by kobo-tan
| 2010-06-18 11:45
| 製作過程
2010年 06月 17日
今回は、角度のついた変形のカウンターです。 図面を飽きるほどながめて考えた後、作り方を決めます。 「3つの箱をつなげて天板を乗せ、ポリとメラで貼りぐるんでおわり」 図面は手書きのため間違いやすいので、まず定石通り大きな段ボール紙の上に原寸図を書きます。 前回の陳列テーブルと同様に、21mmのラワンランバーで天板の形を3つに分けて切り、 さらに4mmのラワンベニヤで表裏からはさみこんで接着。天板の下地を作ります。 以降は、これが基準となります。 下の3つの箱の天板部分とつなぎの角度のついた板を切り出し、 全体の天板の上に並べて、ぴったり合うまで寸法を調整します。 3つの箱ができたらそれをつなげてひとつにします。 つなぎのパネルを留めるのにここではポケットホールというやり方を使っています。 見えない方から斜めの下穴をあけてビス留めします。 かなりしっかりつくので、いい方法だと思います。 収納部分ができました。 天板を本体にぴったり合わせながらビス留めします。 しかし・・・ 慎重に天板に合わせながら部材を切ったのですが、この大きさの角度ものとなると やっぱりどうしても目違いがでるんです。 クヤシイけど、気を取り直して、カンナでメチをはらいます。 つづきはまたあした。 #
by kobo-tan
| 2010-06-17 21:22
| 製作過程
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