つくりものがたり

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2013年 04月 29日

Grapefruit moon




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昨夜は10時頃、大きなオレンジ色の月が民家の屋根の上あたりの低い位置にでていた。こういう月のことを英語で grapefruit moon というらしい。ぼくのリコーGRというカメラは広角単焦点なのでトリミングしてもこの大きさが精いっぱいだけど、じっさいはもっとずっと大きく感じる月である。 grapefruit moon はネットで調べるとたんに満月という意味でしか見つからなかったのだけど、ぼくは、満月というより、こんな、低い位置でおおきくオレンジ色に光っている月の時に使った方がしっくりするような気がする。満月はやはり full moon のほうが語感が合う。この言葉は、Tom Waits の1973年のデビュー盤の中の同名曲で知った。







月はもっとも身近な天体。もちろんわれわれ日本人とも昔からかかわりが深い。
月齢というのがあって、満月は月齢15日目の十五夜、望月(もちづき)という。太陽の日の入りとほぼ同時に出て、日の出とともに沈む。月の日周運動は太陽の日周運動とほぼ同じだが、ほぼ50分ずつ遅れてくるので、古語では、16日目の月を十六夜(いざよい)、17日目を立待月(たちまちづき)、18日目を居待月(いまちづき)、19日目を寝待月(ねまちづき)または臥待月(ふしまちづき)、という。二十日以降は一括して「二十日過ぎの月」というと昔古文の授業で習った記憶があるがどうだろう。


ネットの月齢カレンダーというので調べてみると、昨夜は17日目、立待月、たちまちの月だったことがわかる。低い位置の月がオレンジ色になるのは、朝焼けや夕焼けとおなじ原理で、空気の層を長くとおってきた光のうち、赤以外の光が拡散してしまうかららしい。満月の次の日は、まだ月の出を立って待てる。次の日はまた50分遅れるので、坐って待つか。その次はもう寝て待つか。そんなことを考えてた昔の人々がぼくらの祖先である。
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by kobo-tan | 2013-04-29 12:43 | つぶやき | Comments(0)


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