人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つくりものがたり

kobotan.exblog.jp
ブログトップ
2013年 10月 06日

延長用テーブル



以前食器棚を納めさせてもらったお客さんのお宅で、900mm×1800mmの大きさのダイニングテーブルがありまして、
夫婦お二人だからふだんは問題ないんだけどお友達が集まった時にいまいちこれでは狭くてあんばいよくないから、
50cmくらい延びた格好になるようなおまけのテーブルをつくって頂戴、ってことになりました。

延長用テーブル_d0169209_23205987.jpg


これがそれなんですが、ちょっとなんか変な格好になってるのは普段使わない時の収納を考えてのことでございます。

お二人のふだんの食事時にはむしろじゃまですからどこかに収納しなければならず、収納できる場所は食堂からけっこう離れております。
一方、メインテーブルはクリの無垢材ですから、追加テーブルも同じ材料で違和感のないようにつくります。無垢ですから当然小さくても重くなります。
これを持ちあげて運ぶのはもう若くはない御主人にも奥さんにも大儀です。かといって組み立て式とかにしてしまうと複雑になってしまうし、第一セッティングが面倒。

それで、打ち合わせにお邪魔した時に辺りを見渡してひらめいたのが、これ。


延長用テーブル_d0169209_23351437.jpg


このワゴンにのっけてしまえ。
御主人も奥さんも、それはいいアイデアだ、ということで描いた図面がこれであります。

延長用テーブル_d0169209_234098.jpg


赤いのが今あるワゴン。すっぽりかぶさっております。
高さの関係でワゴンの天板との間に少しすき間ができたのを、ああここにもなんか入れられるし便利だわ、なんて奥さん。

延長用テーブル_d0169209_23454258.jpg


すっぽりかぶせるためにこんな恰好をしとるわけであります。


延長用テーブル_d0169209_23472126.jpg


オマケのテーブルと言ってもクリの無垢ですから、そのへんはちゃんときれいに仕上げておるわけで。


延長用テーブル_d0169209_23493362.jpg


置いた場所の床のためにガタついたり、メインテーブルとくっついたときに段差があってはいけませんから、
脚の下にはアジャスターを仕込んで、ピッタリガタつきのないとこで止まるように、ま、その辺はぬかりありません。

今日は生地仕上げまで。次回オイル塗装して完成です。

by kobo-tan | 2013-10-06 00:02 | 製作過程


<< クリ      かまきり >>